カテゴリ:農苑より
4月14日(火)より、白樺樹液の採取が始まった。 雪解けもかなり進み、農苑のあたりの樹液採取としては最後のこの時期。 農苑内奥の立派な白樺に、大変申し訳ないことだが、 ドリルで穴を開けさせてもらい、その穴にホースを入れる。 ![]() そしてホースをタンクの中に入れておく。ただそれだけ。 ![]() しばらくすると、もうポタポタと滴が垂れてくる。 これが樹液なんだ! なんだか不思議だけれど、白樺の樹液をいただいている、ということには変わりがない。 ![]() AKKOは白樺の木に耳を当てた際、そこから音が聞こえたという、生きているのだ。 翌朝、様子を見に行くと、 溜まっていました!2本の木から6リットルほども! こんなにも自己犠牲というか、命の一部を分けてくれても、彼らは超然としている。 ![]() さっそく少しいただいてみると、甘い。 そしてほんのりとあの香り豊かな白樺の味がする。 もうもったいなくて、たくさんは飲めず、少しでも十分だ。 翌日には、他の活用の仕方がないかと、この樹液でご飯を炊いてみることにした。 これはすごかった。 本当に味が違う。恐ろしいくらいに風味が豊かになった。 なんとものすごい自然の恵みが北海道にはあるのだろうか。 雪がかぶっていないとこのような甘い樹液は採れないという。 雪がとけてしまうとかなり濁ってしまい飲めなくなってしまうという。 逆に木が眠っている真冬では樹液自体がでないという。 まさにこの一時期だけの宝物。 それは白樺にとっては、一年の生命力を一番養うとき。 だからこんな養分の塊のような味になるのだろう。 白樺にしばらく抱きついてみる。 時が止まったかのような、平和なひと時をもらえた。 ![]() by Yasu お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.19 21:45:34
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