カテゴリ:農苑より
冷害。 北海道は今年はこの言葉に尽きる。 お借りしている田んぼの稲の生育は 順調そうに見える。 が、稲穂に触ってみるとカスカス。 半分ほどは実が入っていない。 7月の低温続きが響いたのだ。 この分だと収量は半分ほどに落ち込んでしまう。 しかし、考えようによっては 半分もあるなら上出来、いやむしろラッキーだと思う。 田んぼをやること自体、この北北海道では いろいろな足かせがあり難しい。 昨年は自分たちの土地で米作りをしたにも関わらず 青田刈りをさせられるという辛酸をなめた。 今年は、「借りて」という条件付ではあるが 実際に田んぼに触れることができたのだ。 そして、あの大地に素足で触れる感覚も何度も経験できたのだ。 それだけでありがたい。 もちろん、今回はほとんどが機械やら育苗やら Yさんの力に頼るところが多く、 どうしても「自分たちの力で」という感覚にはならない。 しかし、少しでも田んぼに触れるということが 計り知れない価値でもあるし、 日本人にとってそれが「合っている」 ということに気付かせてもらった。 稲刈りまであと一ヶ月ほどになった。 外の景色はすっかり秋。 日に日に黄金色になる稲もほんとうに美しい。 by Yasu お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.08.31 22:40:53
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