農哲学院@貊meak美深農苑の日誌

2010/04/29(木)22:40

つくっていく

農苑より(59)

  2年前に建てたビニールハウスの骨組み 春から人手も増え、ビニールも頂いたので 張ることにしました。  雪があることで、上に登りやすいので 周りをユンボで掘り下げ、フックを見つけます。  4月に引っ越してきた春山家の長女のつーちゃん 上に登るのが得意!と、  スルスルと上がって、大人一同感動。 身軽で自由な子供、いつの間にか、重く 不自由になっている自分に気づきます・・・。  福井の農苑から移ったテルさん。 昨年は、靖也君と二人の時間が多かったため みんなの存在がとてもありがたく感じます。  くいにひもを縛り、向こう側に投げ、 フックに引っ掛けていきます。  一投げで向こう側まで届かないので、 中継役のツーちゃんの存在が光ります。  皆と協力して何かをつくる、というのは 本当に楽しい時間でした。  出来る、ということは嬉しいし、自信と なります。  最初の年は、エンジンかけるのに30分 費やしていた草刈機、ブルルンとスムーズに かけれるようになりました。チェンソーで 木を切ったり、ロープで荷物を縛ったり、 今まで出来なかったことが、出来ていく。  頭ではなく身体を使って身につけることが とても気持ちよく感じます。  全身をつかって、つくる、出来る、喜びを パソコンやテレビなどで、指先しか使ってない ような子供たちと、分かち合いたいです。  みんなの力でやっと完成したビニールハウス。 でしたが、強風で一晩にして崩壊してしまいました。 家、木、野菜・・・人間、何かをつくるのには時間が かかります。  しかし、壊したり、殺すのは一瞬。 自然の力は偉大です。  壊れたことで、また、誰かと協力してつくる 機会を得たのだと、思いコツコツ生きていきたいです。                   明子

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る