農哲学院@貊イタリア農苑の日誌

2010/05/06(木)00:47

イタリアの米作りの歴史。

ヴェルチェッリ(Vercelli)の米作りの歴史は古く、10世紀以前とも言われ、ヨーロッパで消費される米の大部分がここで生産されているようです。 現在、ロンドンのいただき繕レストランで使用している美味しいお米もこの地域で作られている有機米です。 現地にあるお米の研究所(資料館)には、日本のお米が研究対象となっているのか、日本語のポスターも見られます。 何世紀にもわたる資料が残されています。 米作には豊富な水が必要ですが、万年雪をいただくアルプスの山々を源とするポー川とセージア川で潤ったこの土地だからこそ、大きな水田地帯となっています。 この地で、自然農法に取り組む農家はそう多くはありません。 Fulvioさんのように大規模な農園全体を自然農に切り替えることがどんなに大変なことであるか。 春から始まる相生農法で行う日本の稲作りが、どんな風に生かされて行くのでしょうか。 そしてこの秋! ここで収穫されるお米が、ロンドンのいただき繕レストランでいただける様になります。 新しい歴史がはじまります。

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