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本にあった話。
カリフォルニア工科大学の研究者がワインのテイスティングの実験を行い、様々な要素がどのように人々の選択に影響を与えるかを確かめたのだそうです。 ワインの銘柄を伏せ、価格だけを知らされるブラインドテストでは、人々は常に90ドルのワインの方が、それより安いワインよりおいしいと考えることがわかったんだって。 この実験、実は90ドルの値札をいつも同じワインにつけていたわけではなかったんだそうです。 10ドルのワインに90ドルの値札をつけても、実験に参加した人々達はやはり高い値札が付いている方を好んだそうです。 そんなことって、よくあっていますよね。 知覚価値perceived value 消費者が製品に対して抱く品質や費用に対する総合的な価値判断のこと。 費用は総顧客費用であり金銭的費用だけでなく心理的コストなどを含む。 高い顧客満足度と知覚価値= コストパフォーマンスに強い相関あり 知覚品質とは、ブランドに対して「生活者が認識している品質」のことであり、 単に製品の機能・性能だけでなく、信頼性やサービス、雰囲気なども含まれる。つまり企業側が考える「事実としての品質」や「客観的に測定できる品質」とは異なり「顧客が主観的に(つまり勝手に)認識している品質」のことを指す。 さて、要するに、客が主観的に認識している価値判断なのですね。 90ドルの方がいいワインに違いない。 90ドル×100円で計算したとしても…9000円のワイン。 10ドル×100円で計算すると、1000円のワイン。 ワインに9000円と値札をつけると、1000円のワインもおいしいと判断してくれると訳すと、消費者はどんだけバカげているのでしょう…なんてなりそうですよね。 だけど、実際に、このようなことはたくさんあるのですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 4, 2018 09:34:26 PM
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