昨年3月に起きたJR福知山線 脱線事故を教訓としてJR西日本は「安全性向上計画」に基づいて、
12月10日の上越新幹線に合わせた改正に続き、3月18日の京阪神地区 ダイヤ改正に合わせて、
停車時分や所要時分などを変更するダイヤ改正を実施することになった。その概要を見ると・・・
【 北陸地区(金沢エリア) 】
・ダイヤが乱れても回復しやすいよう時間に余裕を持って普通列車の所要時間延長する。
・北陸地区を走行する特急サンダーバード号、しらさぎ号、はくたか号の所要時間延長する。
会社として安全運転に徹することは悪いことでは無いです。それ自体には批判しないんですが、
「
1時間(もしくは30分)に1本間隔で運行する北陸本線に『ゆとり』って正直、違和感あります」
快速列車は北陸本線では福井駅発が1日1本。JR七尾線では1日合計4本しか設定が無いです。
加えて雪害が多い北陸地区では3~10分の延着は日常茶飯事。しかし、普通列車の時間延長・・・
改札口で「運転手さ~ん待ってーー!!」って叫べば必ず発車を待ってくれる路線なのにですよ?
特急街道とか言われますが京阪神地区に比べれば、かなり時間的余裕があります。
決して「スピードアップしろ!」って訳ではないですが、もう少し柔軟な対応が出来ないか?
年々、ダイヤ改正ごとに快速列車の削減されて『ゆとり運転』を続けていたローカル線にまで・・・
地方路線には少しばかり疑問と違和感が残るダイヤ改正に思えます。
ちなみに、日本最速160km/hで運行する特急はくたか号は、高規格路線の北越急行線でのみ
高速走行します。他のサンダーバード号などは、標準速度の100~130km/hで運行してます。
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3月からゆとりダイヤ JR西金沢支社 所要時間延ばす 尼崎脱線事故を教訓に (北國新聞)
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平成18年3月18日ダイヤ改正 【金沢エリア】 (JR西日本 金沢支社)