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テーマ:鉄道(22079)
カテゴリ:鉄道話題
先日から、朝日新聞に掲載されている記事を読んでいると、なかなか興味深い特集があった。
・特集記事 : 「新快速がやってきた! 現状と課題」 (朝日新聞 asahi.com) 関西圏から新快速列車がJR北陸本線 敦賀駅まで乗り入れてから、まもなく1ヶ月が経過します。 しかし、ここに来て(厳密には直流化開業以前から) 敦賀を含めた周辺地域の利便性の不満が 表面化してきました。 1.敦賀発着する新快速の運転本数が肝心の朝や夕方に極端に少なすぎる! >午前6時10分から同10時23分発まで敦賀発の新快速はなく、「空白の4時間」が存在する この間に金沢始発の普通列車は敦賀到着(8:30~9:00)になるので接続の悪さも際立っている。 逆に大阪方面から、福井・富山方面の普通列車の接続も悪くなり、時間短縮も全然効果が無い。 2.時短わずか・・・快速運転要望するも、沿線自治体による負担の壁 新快速とは言うが、今回延伸された区間は既存区間も含めて全て各駅停車だ。 >湖西線経由では近江舞子まで11駅、北陸線経由では彦根まで12駅は全て各駅停車。 >さらに近江今津で7~10分、米原で4~7分ほど車両連結や特急列車の追越しなどで停車する。 運行車両(125系、521系)や、工事費は、福井・滋賀県が大半を負担したのでJRに要望は可能。 しかし、滋賀県湖北地区に住む住民からすれば、快速運転は非常に迷惑な話である。 JR湖西線は新快速延伸で運行本数が増え利便性が向上した。北陸線は長浜市などを中心にして、 『敦賀延伸時には、全区間各駅停車が条件』としているので、一筋縄では行かないようだ。 3.ICOCAや定期券が利用できない? アーバンネットワークから外れる終点敦賀 これが、今回の延伸で一番厄介な問題かもしれない。 新快速の終点である敦賀は、大阪近郊区間(アーバンネットワーク)に属さないJR金沢支社管轄なので、 ICOCA、Suica、PiTaPaなどのIC乗車券は利用が出来ないのだ。 敦賀駅では精算が必要になる。 また、定期券にも問題がある。 例えば、敦賀駅~京都駅までの定期券を買ったとする。 敦賀駅から新快速に乗ると、途中の近江塩津駅という場所で、北陸線と湖西線に分岐するのだ。 ここで問題が発生する。JR規約では『定期券は最短距離の経由地料金で計算する』となっている。 その条件を当てはめると、定期券ではJR湖西線しか利用できないことになる。 敦賀発の新快速は、湖西線経由もあれば北陸線経由もある。 つまり、列車によっては同じ京都に行くのに、『乗って良い電車と、駄目な電車があるのだ』 あくまで、定期券利用に限った話であり普通切符利用ならば、北陸線でも湖西線でも利用可能だ。 4.湖北―敦賀間の新快速はそもそも『あり得ない路線』だった?! 常識的に考えれば、その通りだ。 本来なら岡山行き新快速を作るのが先決のはずだった。 でも、敦賀までの直流化事業、そして新快速延伸を行った以上は建設費用に見合ったサービスを 展開して欲しいものである。 これから雪が降ると、京阪神地区のダイヤ影響も心配だ。 それは、関西圏や福井の人だけでなく広域的に見て利便性が向上するのだから。 長くなったが、本当に新快速問題は隣県の人間から見ても、早急に解決して欲しいものです。 それにしても、久々に真面目に鉄道ネタを日記で書いたような気がするな~? いつも、アニメとかゲーム系の話題ばかりだったし・・・(マテッ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/12 09:52:19 PM
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