ナースDavidの館

HIPAA　ナースをしている方はよーく知っていますよね。
ナースでない方のためにここでちょっとだけ　HIPAAの説明をします。
HIPAAとは　患者のプライバシーを守るために　つくられた法律です。
このHIPAAのルールはアメリカだけではなく　日本でも使われています。

私のように看護師として働く者は患者の情報のほとんどをかなり
簡単に見ることができます。　もちろん患者の名前だけではなく
住所　電話番号　病名　そして　その患者の家族のことも・・・

だからこそ　このHIPAAという法律はしっかりと守られなければ
なりません。

さてなぜ　いつも　観光案内みたいなことばかりしている
この私がこのようなことを書いたかといいますと・・・
実は下記のようなことが自分に起きたからです。

○月○日　私は自分がよくお世話になっている歯医者さんへ
行きました。　その歯医者さんですが　かなり大きな歯医者さんで
ドクターだけで　数名いつもいます。　ちょうど私が
行った日は　いままで見たことが無い　新しいドクターでした。
とても優しい感じの女性で　「この人だったら麻酔を打つのが
上手だろう」など　頭の中で思いました。
そのドクターは　私の口の中のおくーの方にある歯に金のカバーを
かぶせるための用意をしました。

私の思った通り　彼女は素晴らしい麻酔注射を打ち
あまり痛みも感じ　口を大きく開けていたその時
ドクターが　ドクターのアシスタントと　数日前の
患者のことを笑い話として　話しているのです　もし
それが　私の知らない人の事だったら　あまり気にしないのですが
実は　すぐに　これは私の大親友の○○さんのことだ・・・
と分かったのです。　もちろん　ドクターもそのアシスタントも
患者の名前は出さなかったものの　患者の話し方の真似などを
して　それを理由にして　笑っているのです。
もし　私が麻酔を受けていないときだったら　多分その場で
私はドクターにすぐに文句を言ったと思いますが
なんたって　麻酔は効いているし　それに　歯はドリルされているし・・
結局　私は帰るときに　ドクターとそのアシスタントの名前を
フロントの人から貰い　帰宅し　麻酔がきれたころに
そのドクターと話そうと思い電話をしました。　そしたら
ドクターは忙しいので話せない　といい　アシスタントの方が
電話に出ました。　私は怒りを堪えて　そのアシスタントの方に
何が起きたか説明すると　そのアシスタントは私にこう言ったのです。

「ええ　話しましたよ　それに　笑いましたよ　でも
患者の名前は出していませんし　貴方以外の方には分からないじゃ
ないですか・・」

私はこの答えのあとすぐに　「貴方　HIPAAって知っていますか？」
と質問すると　「もちろん　知っています　でも　これは　HIPAAには
ひっかからないです」と　言うのです。　ドクターやナースそして
ナースのアシスタントをしている方　みんなこれを読んで　唖然・・・
ではありませんか？？
この歯科医のアシスタントは　名前さえ　公開しなければ　HIPAAに
ひっかからないと思っているのです。

私は同じ　ヘルスケアの仕事に携わっている者としてこのような
人がヘルスケアで働いていることに　ものすごく　恥かしく感じました。
もちろん　「人のふり見て　我がふりなおせ」で自分も同じようなことを
しないように　この日から　今まで以上に患者の情報の公開に
気をつけています。

私は　この歯科医やそのアシスタントを裁判にかけることは
しませんが　来週　私がこの歯医者に行くときに　HIPAAに
関する情報を持って行き　その歯医者のグループのTOPの
ドクターに　HIPAAの教育に力を入れるように　言うつもりです。

かなり堅苦しい　日記になってしまいましたが　
皆さんはこれを読んで　どう思われますか？？

下の画像は日記には関係がありません。