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こどもに20ミリシーベルトを強いるなんて
この国の正義は死んだと絶望した。 東京nyam地域は、原発から250キロ以上離れていて、 一時間当たり0.08マイクロシーベルト程度。 それでも母親たちは自分の子供を最大限守るために努力している。 小学校の英語教師(外国人)は日本から脱出し、一ヶ月授業のメドがたたず、 英語は家庭科になった。 水道の水を飲もうとした子供が先生に叱られた。 外体育は中止になり、校庭開放も、公園での遊びも自粛された。 子供たちは水筒を持参し、マスクをして通学する。 つるつるした素材の上着を着て、学校では脱ぐ。 お店ではペットボトル飲料が消え、一家族様一点限りと張り紙がされる。 インターネットでも国産の水はなかなか手に入らない。 洗濯物は家の中に干す。 毎日床を二回水ぶきする。 空気清浄機を二台設置。 それでも心配は絶えない。 東京ですら、親はこんなにわが子の健康を心配する。 ましてや、 20ミリシーベルトを強いられた親たちはどんなだろうか。 心がしめつけられる。涙が出る。 どうして日本はこんな国になってしまったんだろう。 これじゃ水銀のときやアスベストのとき、エイズのとき、肝炎のときと同じじゃないか。大丈夫、安心だと繰り返し、20年たってから「やっぱりダメでした」じゃ酷すぎる。 命を何だと思ってるんだ。 子供たちが癌や白血病や不妊になってから僅かばかりのお金をもらったって 意味がない。 健康は未来は元通りにはならないのだから。 政治家の皆さん、日本を動かすことのできる有識者の皆さん、 御願いだから、この日本の子供たちの命を守って。 健康を未来を守って。 子供を産み終わったnyamやnyamの老母などはこの際どうでもよい。 放射能の影響も子供に比べれはどってことない。 でも、子供は大人よりももっともっと何倍も影響がある。 そしてそのまた子供たちにも影響が出る。 一時の金勘定などなんだというのだ。 子供を守るためならば税金を作ってくれても喜んで払う。 子供を守るためだけの税金。 それは未来を守ることだから。 nyamは都心で育った。毎日夏になると光化学スモック注意報が発令されたけど、 体育は中止されなかった。親は喫煙者だった。水道水を飲んで育った。 チェルノブイリが爆発したときも知らずに雨に濡れた。 海藻類が大好きで食べ過ぎたせいか、甲状腺に腫瘍が複数ある。 まだ良性だけど。だから放射性ヨウ素が影響する余地もない。 もはや環境がどうであれ、さほど怖くもない。 どうせ長生きはしない。 だけど、子供は守りたい。そのまた子供も。他所の子も。 大量の放射能が垂れ流しになっていることを大きな声で発表したのは3/31だった。半月以上何してた。なぜ黙ってた。どうしていまだに危険な土地の子供を避難させない?ジジババは避難したくない人はそのままいさせればいいさ。 影響が少ないんだから。でも子供は違う。 先日、東大大学院教授の小佐古さんが会見で子供ことを心配して泣いてくれた。 nyamも泣いた。 まだこの国にこうやって偉い人で子供のことを思ってくれる人が居たことが 心底嬉しかった。きっとまだ居るはず。信じてます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月02日 23時28分10秒
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