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てまり - ねこ の独り言

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2006年02月14日
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テーマ:手作り石鹸(834)
カテゴリ:生活
昨日の課題、サラダ油(大豆・菜種混合油)で石鹸を作る。
この課題はクリアできました。
PHも9でしたので、洗顔用として使用可能なPHになりました。
(もし、PHが高くなったときは、蜂蜜など酸性のもので中和する
 次回作る時に1gずつKOHを減らす等の方法で使用可能なものに
 する必要がありました)


しかし、もう1つの課題、アルコールフリーで作る。
この問題は解消されていません。


まず、液体石鹸と固体石鹸の大きな違いは
KOH(水酸化カリウム)を使用するか?
それともNAOH(水酸化ナトリウム)を使用するか?


液体石鹸の場合、油が完全に鹸化する事が課題の一つです。
その為に、鹸化値の値より5%増量してKOHを入れてきました。
結果として、この数値に問題は無く
もし、問題が発生した場合はアルカリの値が高くなり
人体には使用するのに不適当な数値になります。


固形石鹸を作る場合は必要量の85%のNAOHを入れるのが
標準のようです。
これは未鹸化の油を残す事により肌にやさしい石鹸を作るためです。


2回の液体石鹸の素を作った経験で
KOHが十分に鹸化するためには82度以上の液温を
キープさせる必要があります。
つまり、この温度をキープさせないと鹸化してくれないのです。


油が原料ですから、放置すればあっという間に高温になります。
湯煎であればそれなりの温度をキープすることが可能ですが
我が家の設備では60度前後にしか湯煎では不可能です。


結果としてKOHを使用して石鹸を作る場合
1、直火で作らなければ不可能。
2、アルコールを無しで作ることは我が家では出来ない。

こういう結果が出ました。


なぜ、アルコールフリーにこだわっているかと言えば
ずばり、原価の問題です。
ボデイシャンプーや洗顔用であれば現在私が使用している物より
はるかに使い心地がよく、お値段の安いものが出来上がりました。


しかし、これを洗濯用に使うとなると・・・
現在使用しているものよりも少々お高い物ができます。
現在使用中の物に関してはそれなりに不満もありますが
お値段の点で言えば、仕方なく使っている。。。


そして、今、私が作ろうとしている
アルコールフリーで作ることが出来れば・・・
自分の家で使うには十分なお値段とコストになるのです。


そこで、ひらめいた私。
固形石鹸は既に他の方がいろいろアレンジバージョンを作って売っていますし
乾燥にそれなりの時間を必要としますので
私としては遊び的に作ることはあっても
自分の為に・・・これは視野に入れていませんでした。


しかし、固形石鹸こそ、アルコールフリーで作ります。
コールド製法と言いあまり油を高温にしないで作ります。


小さくなって使い勝手の悪くなった手作り石鹸を水に入れておき
それを液体石鹸として使用する方法も紹介されています。


ただ、難点は
保存性だけです。
家で使用する洗濯石鹸の量は・・・
我が家の場合ひと月に3Kgから5Kg(液体で)
さっさと使ってしまえば問題はありません。


ちなみに手作り石鹸の保存期間は油の保存期間だそうです。
油臭い匂いが出たら、ボデイソープとしては使用しないで
掃除、洗濯用に使い切ってしまおうというお話です。


改めて、固形石鹸の作り方をおさらいした私です。


固形石鹸の作り方


油は昨日と同じ大豆、菜種混合油を使用します。
昨日の経験により大豆油の鹸化値でOKのようです。
大豆油のNAOHの鹸化値 136
ボディソープを作るのであれば85%に減量しますが
私の目的は洗濯用。なので5%増量します。


サラダ油(大豆、菜種混合油)1Kg
NAOH 136×1.05=142g
溶かす水の分量 142×2.5=355g


途中までは通常の固形石鹸と作り方は同じです。


本来は


油を45度に熱します。
NAOHを水に溶かし45度にします。
油にNAOHを入れ、良く混ぜます。
最初の15分間は休まずに泡をたてないようによく混ぜます。

その後、10分ごとぐらいに休みながら良く混ぜ
もったりとして、すじがかけるくらいになったら
型に入れ48時間の保温。

固まったら型からだし、適当な大きさに切り、
よく乾燥させる。


これが本来の固形石鹸の作り方なのですが
型に入れる前に適量のぬるま湯を加え、2時間ほど加熱して
液体石鹸にしようと考えています。


さて、うまく作れるでしょうか?








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最終更新日  2006年02月16日 23時30分16秒
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