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何というか、不思議な気分になる本 短編11作 短編だけど、1つの話の次の話には 必ず、前の話の人物が登場する チェーン小説とでも言うのか?
はっきり言って、みだらな弔いなので好みはあると思う 読んでて、気持ち悪くなりそうなところもあったし でも、何故かとても惹かれる 3日で読んでしまった
1つだけ簡単に 自分のむき出しになった心臓を入れるための鞄を注文する女性 それに戸惑う鞄職人だが、実際にその心臓を見ると 性的な欲求が現れて、その女性に対してよりも心臓に愛撫したいと思う どうしてもその心臓を手に入れたくなり 全てを犠牲にして鞄を作るが、呆気なく断られて その女性の心臓を切り取って、鞄に入れる これだけでも、充分すぎるくらいみだらな弔いだな
あとがきが、またとても良かった ホレヘ・ルイスは自分が書こうとする書物は、既に誰かによって 書かれているのだという。一見、書き手に不自由だと思われる想定を 実に魅力的な可能性へと飛躍させた。自分が過去に味わった誌書体験 のうち、最も幸福だったのは、ああ 今読んでいるこのお話は 遠い昔、顔も名前も知らない誰かが秘密の洞窟に刻み付けておいたのを ポール・オースターが、川端康成がガルシア・マルケスが私に語って 聞かせてくれているようだ、と感じる。 小説を書くとは、洞窟に言葉を刻むことではなく、洞窟に刻み込まれた 言葉を読むことではないか、と最近考える。 う~ん、素晴らしいの一言 小川洋子の本は、有名なのは「博士の愛した数式」 この本は、解りやすい これ以外は、結構、抽象的、比喩的表現が多いから 人によっては、嫌悪するかも
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