テーマ:旦那さんについて(2445)
カテゴリ:アメリカ生活
今日はまた夫の心配性トピックです。
昨晩パソコンを使っていた夫、「自分のお小遣いで抗ウイルス薬の個人輸入注文したから」と言う。「今度はいったい何?」と思いつつ、「へえー。何の薬?」と聞くと「鳥インフルエンザの。タミフル (リン酸オセルタミビルOseltamivir phosphate)って言って。最近鳥インフルエンザの症状緩和に効くのが公式発表されて、各国ではこの薬を人と人との間でうつるウイルスが現れたときのために(時間の問題らしい)備蓄し始めているらしいんだけどね、アメリカ政府はまだ備蓄対策はじめてないんだって。あっという間に直るわけではないらしいけど、自分の免疫機構がウイルスに対抗できる程度までには症状が緩和されるらしいよ。実際流行が始まってしまったら品薄になって手に入らないかもしれないしさ。」 「・・・」そうなんだ。。。いつもいい案ではあるんだけどね。 一日2錠で5日分のサプライが大体6000円位らしい。4人分の5日間を購入したらしいので200ドル。。。子供は半量かシロップ剤がでているらしいんだけど、一応一般用のだけ購入したらしいです。普通のインフルエンザ治療では1歳以下の子供には与えないようにということらしいですが、鳥インフルエンザ(スペイン風邪の時みたいに)みたいに、致死率が高いものだとすると、いざとなればやっぱり飲ませてしまうつもりみたい。確かに普通のインフルエンザであれば脱水症状とかに気をつければ命にかかわることはほとんどないだろうけど、新しい種類だと心配だよね。。 というのもやっぱり先回のニューオリンズで起きた惨事やその対処策に関しても、かなり昔からこうなることが分かっていたはずなのに、必要な対策が打たれてなかったのをみて、鳥インフルエンザの件も同じように専門家に警告されているわけだし、政府が対策たててくれているって安心できないから自分で準備したいと思ったみたい。(日本の政府は備蓄対策はじめてるみたいですよ。アジアだしね。もっと身近な問題なのかな)。 こういう夫ですが普通は大の薬嫌い。アレルギー体質で先週からひどい秋のアレルギーシーズンに入ったのか、調子が悪かったみたいなんだけど、抗アレルギー剤のクラリトンを飲ませるのにも私は大苦労するくらい。やっと飲み始めて「あれー、結構効くなあ。アレルギーで咳が出るなんて思わなかったんだけど、やっぱりアレルギーだったのかあ。」なんていまさら言ってます。。。 ただ、本が大好きで昔のスペイン風邪系のインフルエンザの歴史とか読んでいるもんだから、今回の鳥インフルエンザのことはすごく気にしてるみたいで、「症状が緩和できさえすれば生き残れる確率が高くなるから」と言う。 家族の福祉を考えてくれてるのは頼もしいんですが、、、どこまでが現実的なのか一線を引くのも難しいですよね。 ただ抗ウイルス剤の件は私も賛成だったんですよ。なにしろ昨年インフルエンザワクチンでさえ、アメリカでは大不足してパニックになってたくらいですからねえ。薬は5年間有効だそうだし。国内では処方箋薬なので、国外の薬局から個人輸入する形になるんです。夫は以前ウォールストリートジャーナルで鳥インフルエンザの特集をしていたときに載っていた、薬の輸入代行業者を使うことにしたそうです。もし届かなければ完全返金してくれるところで、信頼できるらしいです。 まあこれで調子に乗って処方箋薬一式揃えようなんて言い出さなきゃいいんですが。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 19, 2005 11:33:07 PM
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