ピーター・バフェットの株式日記

2007/07/23(月)21:23

LG電子・サムスンSDI、ともに「プラズマ」赤字

液晶、プラズマTV関連(11)

LG電子・サムスンSDI、「プラズマ」赤字―4―6月、価格急落響く。 2007/07/23, LG電子とサムスンSDIの韓国プラズマパネル二社の四―六月期決算は供給過剰によるパネル価格急落が響き、同部門はそろって赤字だった。両社は下半期以降の収益改善を見込むが、液晶パネルとの競争も激化しており、シナリオどおり回復するかは不透明だ。  LG電子のプラズマパネル・テレビ部門の営業損益は千三百八十三億ウォン(百八十億円)の営業赤字。ただコスト削減効果で赤字幅は一―三月期からほぼ半減した。七―九月期は出荷量の増加に加え、32型パネルの生産を始めることで設備の稼働率が向上。「損益分岐点に回復する見通し」(丁豪栄副社長)という。  サムスンSDIは最終損益が千三百八十一億ウォンの赤字(前年同期は三百三億ウォンの黒字)。プラズマパネル部門の損益は非公表だが、価格下落と在庫処分費用がかさみ、赤字幅は一―三月期より拡大した。七―九月期以降の見通しについて同社は「パネルの供給過剰率が上期の一五%から下期は七%に低下。価格下落幅が縮小する」と採算性向上を予想する。  富国証券の張仁範アナリストは「LG電子は在庫が減っており、新工場の償却負担もないため回復に向かうが、液晶パネルとの競合もあり黒字化は七―九月期よりも先になるのではないか」と予想する。サムスンSDIは「在庫が多く新ラインの償却負担もあり、黒字化は来年下半期以降」と厳しい状況が当分続くとみている。

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