柴犬 けんたの日記 Part2

　ショックだワン。立ち上がれない

　「ちゃんと立って、お父さんより早く歩いてるじゃないか。どうしたんだ」

　今すれ違った、お姉さん(と書いておこう)「まあ、可愛いわね。きれいにしてて」って言った。

「ほめられたんだろう。良かったじゃなないか」

　最後まで聞いてよ去っていく時に「ずいぶん太ってるのねー」って言ったじゃないか。
せっかく、ダイエットしたのに「太ってる」って言われたんだよ。

　「仕方ないな。前よりはずいぶん細くなったけど、まだまだだもの」

　えー、そうなの？もっと頑張るの？　

　「そうだなあ、もう少しだな」

　うーん、じゃあ運動が大事だね。お父さん、もっといっぱい散歩連れて行ってね。
　
　「・・・あ、けんた、あれを見ろ!!」

　ん?自転車じゃない、自転車がどうかしたの?

　「今、冬だぞ。雪の上を自転車で走ってる人がいるんだ」

　ワンすごいなあ。よく走れるね。

　「鈍いなあ、たまにいるんだけどね。北の風物詩なのかな」
　
　なんか、ごまかされた様な気がするワン。お母さんに言いつけちゃおっと。