柴犬 けんたの日記 Part2

　お父さん、雪だよ！雪～

　「ほんとだなあ。けど、もうめずらしくないぞ」

　冬らしくなってきたじゃあない。

　「・・・なんか見つけたのか？不審な行動だけど」

　ロマンがないなあ。久しぶりの雪の喜びを表現してるんだよ。うちの庭におやつ落ちてるわけわけないじゃない・・・・全部食べたんだもの

　「まあいいけど。家の十大ニュースはどうなった？」

　そうだったね。遊んでる場合でないな。

　「みっつめからだぞ」

　えーと、みっつめは、お姉ちゃんの朝帰りだな。

　「あ～、二十んさいで初めてだったな。飲んでただけみたいだけど」

　お父さん、心配したでしょう。

　「馬鹿言うな。もう大人だぞ。何しても自己責任だろう」

　ふーん、お母さんもぐっすり寝て心配してたよ。

　「いいの、子供はいくつになっても子供なの」

　四つ目は、お母さんが入院しなかったことだな。

　「・・・入院したぞ。2回もな」
　
　そうだったかな・・・じゃあ、2回も入院したのが四つ目だ。
　
　「毎年入院してたからなあ。まあ、今は良くなって元気だからな」

　お母さんいないとさみしいんでしょう

　「・・・次はなんだ。早く言えよなあ」

　五つ目は、お姉ちゃんが落研でライブに前座で出演したことだな。

　「そうだったな。お姉ちゃん頑張ったよなあ。練習聞いてるのも大変だったけど」

　一番付き合ったのは僕だけど

　「これで、いつつまで来たな。後いつつは、本当にあるのか」

　生きている限りは、何かはあるものさまた、考えておくワン。