柴犬 けんたの日記 Part2

　今日は、本当に皆既日食の話なのだ

　ご存じのとおり、2009年7月22日には皆既日食が起こるのだ。

　「皆既日食ツアー」も組まれていて、すごい盛り上がっているようだ。

　それも無理はないのだ。すごい珍しい現象なのだ。

　前回皆既日食が日本の陸地で見れたのは、1963年7月21日の北海道東部。

　お父さんが、ど田舎にいたころの話だ

　「お父さんは、覚えているぞ。道北地方にいたから、部分食だったけど、小学校の先生がガラスにすす塗って、黒いガラスつくってきて見せてくれたぞ。双眼鏡で見るなよって言われたな」

　ふーん、お父さん小学校に行ってたの46年前だけど

　「あ、生まれてなかったかな～・・・急に忘れた」

　・・・今回は、奄美大島北部、屋久島、種子島南部などで皆既日食が見れるんだよ。

　「なるほど、一度でいいから見たいものだなあ」

　そんな無理なこと言ってないで、札幌でも部分食だけど、日食は見れるんだから我慢して見ようよ。

　「なんだ。早く言えよ。部分食でもいいよ。いつごろ見えるんだ？夕暮れみたいになるらしいぞ」

　札幌はね、7月22日の10時4分30秒が食の始め。食の最大が11時10分18秒、食の終りが12時16分3秒ということだよ。札幌は半分くらいかけて見えるんだって。部分食だからそんなに暗くならないよー!!

　「ふむふむ。昔やった「食の祭典」みたいだけど、平日だな。じゃあ、午前中の仕事は日食を見ることになるな」

　お父さん、日食見なくていいから、真面目に働いててよ。

　「だって、この次はいつ見れるか分かんないんだぞ。見れるときに見ておかなきゃあな」

　大丈夫次の皆既日食は、少し早く見れるよ

　「いつごろだ」

　えーと、虎の巻によると・・・26年後、2035年9月2日の北陸・北関東などで見られるみたいだよ。北陸や北関東なら行けるよ

　「・・・そうだな。お父さんは何才になっているかなあ」

　あ、無理かも皆既日食じゃないけど、金環食ならもっと早く見れるって話だよ。２０１２年５月にもあるし、２０３０年には北海道全域で金環食が見れるんだって

　「金環食を楽しみにしよーっと」　

【参考】　
国立天文台皆既日食情報
今回の日食について

金環食・・・太陽がリング状に見える
皆既日食・・・太陽コロナが見える