Oakland Gardens だより

学校での二者面談には Parent-Teacher Conferences という
長ったらしい名前がついていて、省略の得意な日本人なら
「ニシャメン」とか言うんだろうなぁ～と思っていたら
次女の担任の先生からのメールでは「PTC」、
長女の学校からのメールでは「PT Conf」と省略されていました。
やっぱりみんな長いと思っているようです (笑)。
これからは、省略形を使ってみましょう。
ちなみに「MS」は Middle School (中学校) の省略形です。

さて、中学校の PT Conf には、夜の部 (18:00～20:30) に
夫と長女が参加しました。
たぶん、友だちが親と一緒に参加している話を聞いたのがきっかけだと思いますが、
長女が自分から「一緒に行きたい」と言ったのは初めてのことで
自分の成績について先生の話を聞いておきたいという気持ちになったことは
ひとつの大きな進歩ではないかと思います。
もっとも、友だちの多くは、英語を理解できない親のために
通訳の役割をしていることも多いようですが…。

事前に担任の先生と時間の約束をしておく小学校の面談とは違って、
中学校の面談は、すべての先生と教室番号のリストが配られ、
一人ひとりの先生が教室に待機していて
生徒の親が教室の入口に名前を書いて順番を待ち、
呼ばれたら3分ずつ先生と話ができるシステムです。
今回、長女は道案内役も務めてくれました。

無遅刻無欠席できちんと宿題を出し、
今のところ、真面目なところだけが取り柄の長女ですが、
徐々に難しくなってきた教科の先生から優先的に話を聞き、
学習面での進歩を確認して、とりあえず一安心。
Social Studies では「授業への参加意欲が欠けている」との
評価を受けたので、なるべく授業中に発言するよう励ましていきます。

また、高校入学申請手続きについて Guidance Counselor とも
面談をしてきました。
居住地区によって決定される "Zoned" と呼ばれる学校は
学区内にある高校から自由に選べるわけではなく、
自宅から最も近い高校1校だけが指定されているのだそうです。
我が家の場合、Zoned の高校は、先週 Open House に参加した C 高校のみで、
ほかの学校を選ぶ場合は、Law & Goverment や Science & Math など
興味のある分野のコースをリストアップする必要があるとのこと。
コースによっては成績優秀者から優先的に選ばれるため、
必ず入学できる保証はありません。

自宅から少し離れた F 高校の Zoned に入るつもりになっていた長女は
ちょっと残念そうな様子でしたが、しばらくして
「もう少し考えてみる」と答えました。
もっとも、空きがあればほかの高校の Zoned に入れる可能性も
残されているようです。
しかし、長女が F 高校に行きたい理由は「日本語コースがあるから」。
先日読んだ New York City's Best Public High School によると、
--
F High School has the largest Japanese program in the city.
Students--nearly all of them native English speakers--begin reading
with phonetic texts transliterated into the Roman alphabet.
By the third year, they learn Japanese calligraphy and even read
Japanese newspapers.
They learn about Japanese culture and how to fold origami paper.
--
とのことで、すでに全部クリアしている気もして、
「ほかの勉強をしたほうがいいんじゃない？」と思うのでした…。