|
カテゴリ:めざせ!マルチリンガル
2日がかりでようやく映画『インセプション』を見終わりました。
夢の中の世界を描いているので、 現実世界には不可能なシーンがたくさん出てくるのですが、 どのへんからCGでどのへんから実写なのか ますます境界がわからなくなっているのは、 やはり技術が進歩しているからだよなぁ、と感心しきり。 夢の中で、また夢を見て、その夢の中でまた別の夢を見る…、と 何階層も進むにつれて場面も変わっていきます。 パリのカフェだと思ったら、ホテルのバーになったり、 路上でカーチェイスしていたと思いきや いきなり雪山の頂上に現れたり、…と、息が抜けません。
予想外の映像はもちろん、ストーリーのほうもスリリングです。 他人の夢に入り込み、アイディアを盗むスパイの主人公、 コブ (レオナルド・ディカプリオ) が自分の潜在意識に苦しみ、 妻への罪悪感が仕事の妨げとなります。 そして、金と権力を持ち、コブに仕事を依頼したサイトーを演じる 渡辺謙の圧倒的な存在感に目が離せません。 ストーリー展開の中でおもしろいと思ったのは、 夢の階層が進んでも、元のレベルの夢の影響を受けること。 たとえば、元の夢でメンバー全員が乗り込んだバンが横転すると、 次の階層の夢の中でも重力が狂うところや、 元の夢で負傷していると、次の階層の夢の中でも流血しているなどです。 チームの中では、夢を「設計する」アリアドネの役どころが いちばん興味深く、エッシャーのリトグラフを思い出しました。 前半は、どれが夢でどれが現実か区別できませんでしたが、 それがこの映画の醍醐味なのかもしれません。 しかし、字幕なしではディテールが理解できなかったので、 まだまだ勉強しなくちゃです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[めざせ!マルチリンガル] カテゴリの最新記事
|