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91手目4一金。 羽生新名人が放った一手です。 名人戦第4局2日目。 2段目の森内名人の玉を追い詰める手ですが・・・・。 ご存じのように金は縦横は動けても斜め後は動けません。 ですから森内玉は容易く逃げられます。 観戦していた棋士も森内名人も「気がつかなかった」手です。 と言うより誰も打たない手ですね。 もっと言えば将棋初心者が打って上級者に 「そこは打っても何もならないよ。玉が簡単に逃げられるから」 「金を無駄に捨てる最悪手だ」 と怒られる手な訳です。 それを羽生三冠が打ったのです。 何を考えているのか観戦した棋士も森内名人も考えた筈です。 只で大事な金を捨てる訳がないから。 それも羽生三冠が。 すると森内名人の角か飛車を取ると形勢が逆転することが可能な手筋が・・・・・。 結果的にこの一手で羽生三冠が森内名人から名人位を奪取したのです。 後に立会人の佐藤九段も森内名人も大きな衝撃を受けた模様。 「私には見えなかったが羽生さんには見えていた。完敗です」 と森内談。 流石を超えて怖い位の一手です。 後で振り返ると背筋が寒くなる一手です。 心底驚きましたね。 居並ぶ天才達が誰も気がつかない「非常識」な手が決め手になると見抜く力を。 天才ではなく、やっぱり羽生は「超天才」ですね。 いやー、凄いものを見せてもらいました。 天才達でも気がつかないので凡人には絶対に指せない手。 「名人に常識なし」 とは良く言ったものですね。 私は地道に仕事です。 今日も一日頑張ります!
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最終更新日
2014.05.23 15:10:31
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