ヒロガルセカイ。

昨日の新聞に、心温まる作文がございました
75歳の女性からです

少し、紹介させて頂くことを、お許しください
旦那様が定年退職後、小説を書き始め、
投稿を続けたそうです
一次は通過するものの、中々それ以上はいけず、
しかし、とある賞で、最優秀賞を獲得されたそうです
夫婦で授賞式へ向かい、
選考委員の作家様から、
「旦那様が小説を書かれている間、
奥様は、大変でしたでしょう」と、
ねぎらいのお言葉があったそうです
そこで、はたと気づかれた
書斎がないので、
台所のテーブルで書く旦那様のお姿に

最初は、何もしてくれぬと憤ったそうですが、
これからも、小説を書いてと、
奥様は声をかけたご様子です

自分も小説を書くものですから、
どうしても家事を後回しにしてしまいます
旦那様は家事へ参加しようと思いつつ、
今、これだけ書いておきたいと、
焦った日もあったことでしょう
奥様は、気づいて下さる方に出会い、
これからも応援するとは、
前向きなお気持で、とても素敵だと感じたのです

最優秀賞は、65歳で受賞されたそうです
年上の方という印象です
自分にも、光があるかもと、
救われた思いです
この先の人生、年月や時間はわかりませんが、
生涯創作に携わりたく存じます

奥様、素敵な作文を投稿して下さり、
ありがとうございます
拝読して、心穏やかになれました

雷がやみました
蝉が鳴き始め、
これからも頑張ろうと思う次第です

失礼いたしました
柊リンゴ