いつかコキリになる日まで

爺様の除草剤攻撃を受けて、春からほってあった私の（と思っている）花壇。

もう囲いもとって、なんにもしない。

雑草君が元気良く生え茂り、なんだこりゃのとげとげの生えた木まで大きく育ちほぼジャングル。

私の大嫌いな通称「貧乏草」も群生している。

ハナシロのオリの上に薄曇りながらお日様が微妙に射してきて、うっすらと影を作る。

暑かろうと日よけのよしずをかけていると、そのもと花壇からごん、登場。

ハナシロの檻の開くのを待っている。

今日はお母さん忙しいからだめよ。またあとでねとごんを除ける。

ごんはつまらなさそうにシッポをピンピンさせながら、また花壇に入って行った。

まさか・・・・あそこに蛇はいないだろうな・・・とふと不安になり、ごんを呼んで出てこさせる。


抱き上げて、ごん、蛇いなかった？と聞いていると・・・・

ごんの顔の上を茶色い丸いものがもぞもぞ動く。

ぎゃっ！ダニだ！

えぇぇぇぇ～～～！半袖の私の腕にももぞもぞ・・・・


ぎゃ～～～～～～！！！！

ごんどころではない。すぐに水道の蛇口をひねって洗い流す。

細かい、細かいダニ。

ダニって、動物に付くまでは草の汁でも吸っているのだろうか・・・


そんなことより、あのほっぽりっぱなしの花壇、結局草を抜かないと犬も猫もダニだらけになるかも！

あぁ・・・家の中にあの丸い、みょうな奴らが歩いてたら・・・・怖いよ～～～～！

もし、こども達に食いついていたら！！！！！


かくて、好きな花も植えられないのに、結局あの場所の始末をしないと行けなくなった。

畳３枚分、真ん中にみかんの木が２本。

除草剤のかかった土に生える茗荷・蕗・三つ葉・セージ・アスパラガス・大葉。

食べられないよねぇ・・・・