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カテゴリ:日常
山口県光市での高裁判決が下りました。
予想通りの結果です。 この事件の被害者の父であり夫である本村さんの言葉には重みがあります。 本当に強い意志をもった人だと思います。 本村さんが記者会見の場で最後に話された「刑事被告人の弁護士の正義とは何か」という言葉は本当に考えさせられます。 弁護士の仕事は正義ではなく被告人の利益であるという意見もあるでしょうが、今回の弁護団は、本当に被告の利益になったのか疑問が残ることです。 単純に「無罪」を勝ち取る・量刑を軽くするということが被告の利益になるのでしょうか。 被告が罪を受け入れて、人としての尊厳をもって罪や被害者に向き合うことが出来るようにするのが、真の意味での被告の利益になるのではないでしょうか。 この弁護団は前者の利益を求めたのかもしれませんが、それは失敗してます。 そして後者の利益を得るには取り返しのつかない状況に追い込んでいます。 できれば後者の利益を優先し、そしてから前者の利益を求めていくというのが、本来の弁護士の仕事だったのではと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.22 20:24:08
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