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おぼろ二次元日記

暴れん坊さんより一護小説その3♪

BLEACH「なんちゃって小説」の巨匠、暴れん坊さんが見事300なんちゃって話を達成いたしました!
その記念配布作品の一護・小説をいただきましたので
ご覧下さい。


なお、おまけで兄様いじりも付けていただきました♪
毎度、ありがとうございます!
では、どうぞ~!







「感謝の言の葉」    黒崎一護


・・・あんまり俺は喋るのは得意じゃねえ。


なんつーか・・自分の考えを上手く伝えるのって、難しくねえ?


こっちはそんな風に思ってもねえのに、向こうは全然違うように
取ったりしてよ。
「そんなつもりじゃねえ」つってんのに、それさえ上手く伝えられねえ
時もある。


それでも俺らの周りには、常に色んな言葉が飛び交ってる。
ダチとの会話にも、家族との会話にも、教科書どころか、マンガに
いたるまで、全部言葉だらけだ。


そんなに言葉だらけなのに、上手く使えねえ。


だから、俺はついつい行動で済ませちまう事が多い。
ダチのチャドも似たようなタイプだ。
つうか、俺よりも更にしゃべらねえ。


・・けど・・チャドの言葉は重い。
言葉の少ねえ奴だからこそ、出てきた言葉に重みがあるんだよな。
たぶん、自分の言葉に責任を感じているからこそ、そうなんだと思う。


俺は毎日色んな言葉を放っている。
放たれた言葉は、時には誰かを傷つける。
その傷は見えねえ。だけど・・痛え。


その傷を言葉で治すことも、出来っけど、一つの言葉で出来た傷は一つの
言葉では治らねえ。
100も200もかかって治るかどうか・・いや・・
たぶん殆どは治らねえかもな。


そのためには、その言葉が本当に信じれることであることを示さなきゃ
なんねえ。
それは行動によって示すしかねえだろ?


傷つけられたヤツは、行動と言葉がセットになっているのを見て、
初めて俺の言葉を信用する気になるんだと思う。


特に俺は喋るのが得意じゃねえから、絶対に行動でその不足分を
足してやんねえといけねえし。


だからっつー訳じゃねえが、俺はどうも突っ走っちまうことが多い。
それが、仲間を逆に傷つけていることさえ、知らなかったんだ。


チャドは強くなっていた。
手加減してても、受ければ分かる。


・・チャドは強くなっていた。


「俺達を信じろ。
一人で背負うな。


その為の仲間だ・・!」


・・・スゲエよな。
・・・こんなスゲエ言葉を出せるんだぜ?


・・・こんなにスゲエ言葉を出せるヤツが、俺の仲間にいるんだぜ?


・・なあ、俺はなんて言やいいんだ?
上手く伝えられる言葉を俺は持ってねえんだ。
この思いを。


・・・チャドにも石田にもまだ礼すら言ってねえ。
ゴメンな?チャド、石田。


頼むから宿題にさせてくれよ。
井上を取り戻して、無事に現世に戻った時までの。


一緒に来てくれ。
また俺と一緒に戦ってくれ。


そんで・・また皆で現世へ戻ろうぜ?
皆で笑って帰るんだ。


オマエたちがいるっていうことに、ホントにホントに感謝してる。


そんで、現世に戻った時にちゃんと礼を言わせてくれねえか?


今はろくな言葉が浮かばねえし、その時になっても気の利いた言葉が
出てくるかどうかなんて、分からねえけど。


それでも、つたない言葉に力を篭める事は出来っだろ?
その為に俺自身がこの戦いで強くなってやる。


行こう!チャド!石田!!



今は心の中だけで呟かせてくれ。
「・・アリガトな・・。」




・・・宿題の結果は「すまねえ」なんかにゃゼッテーしねえ。




・・・ゼッテーにだ。








なんちゃって。








空3





おまけ(朽木白哉編)




・・・思えば・・私は誰かに心の底より礼を言った事が無かったように
思う。


無論、礼を言った事はある。
ただ、それはあくまで儀礼的なものに過ぎぬ。


部下や配下の者たちは、何かと私に気を回す。
しかし、目上の者に気を使う事は、下の者にとって当然の責務であると
私は考える。
それゆえその事に対し、わざわざ礼を言った事はなかった。


誰が思ったであろうか・・。


この私が・・人間の小僧などに・・・本心から礼を言う日が来よう
などと・・。


私はただ一人残された妹・・ルキアが明らかに異常な刑に処せられる
ことに、ただ協力し続けてきた。
・・・告白しよう。
・・・・私は・・誰かに止めて欲しかったのだと・・。


しかし同時に、この私を止める者など居はしない、と諦めもしていた。


だが・・いたのだ・・。
・・・黒崎一護という男が。


「黒崎一護・・礼を言う。」
私が伝えた言葉はこれのみだ。
感謝を伝えるには不足であるやも知れぬ。
しかし、私はそれ以上の言葉を持たぬ。
・・・言葉を操るのは好かぬ。


それゆえ・・何時の日か・・必ず借りを返す事があろう・・。
兄に知らせる必要はない。
兄が知る時は・・私が借りを返した時だ。


それが・・・私の感謝の言の葉であると思うが良い。







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BLEACH「なんちゃって」の巨匠、暴れん坊さんのキリ番は
いつも一護と決まっています。
一護の言葉を聞いて、私達も明日へ進む力をいただくのです。

兄様のおまけ・・・「誰かに止めて欲しかった」
掟に従わなければ、という気持ち、
死神、貴族の矜持という鎖に縛られていた兄様を解放するのは
「人間の小僧」にしかできなかったことかな、と
思ったりしています。

前に進む言葉を紡いでくれる暴れん坊さんに感謝です!





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