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テーマ:アニメあれこれ(26348)
カテゴリ:NARUTO疾風伝
7月7日発売だったNARUTO疾風伝DVDの特典ディスクを
見てみました。 兄弟対決が終わった今だから語られる”うちはの歴史”、 単独インタビューを交え、数々のエピソードを振り返る。 というタタキでうちは兄弟、 杉山紀彰×石川英郎 のインタビュー30分のディスクでした。 冒頭・・・もう「許せ、サスケ」のシーンが出てきただけで涙がーーー!!! もう一度、見直すと、「トン」とやった後のイタチの倒れ方とか 力が全く入ってなくて壁にぶつかっているのがとても良く分かるんですよねえ。 そういう細かい部分まで表現されているので、つらいけどまた 兄弟対決のシーンを見てみようかな、という気持ちになりました。 希望としては「対談」にして欲しかったんですけど、英さんの突然のツッコミに 杉山君が耐えられそうもないので(爆笑)、自分で考えながら発言できる 単独インタビューのほうが杉山君には楽だったかもしれませんね。 杉山君が一つの質問に対して、サスケの気持ちを誤った捉え方をしないように、 ちゃんと作者とキャラの意図を理解し、表現しようと考えている気持ちが 良く伝わってきました。 石川さんのほうはもう「イタチ、すごい!!!」 というだけですねえ。 全ては弟のために。 そして全力で死ねることは役者冥利に尽きると言っていたのが 印象的でした。 質問の内容は以下の通り。 ☆あの夜のことをどう捉えていますか? ☆里に残されたサスケは・・・ ☆暁に入った兄をサスケはどう見ていた? ☆イタチとの再会によって変ったサスケの心境は? ☆兄弟決戦を迎えた時に思ったことは? ☆アフレコに臨むにあたっての心境は? ☆闘いの中で演技の変化はありましたか? ☆アフレコでの裏話はありましたか? ☆アフレコを終えて ☆この闘いの裏にあったものとは? ☆サスケの涙の理由は? ☆弟サスケへのメッセージを と、こんな感じの質問に石川さんと杉山君が答えていく形です。 印象に残った場面・・・ まず石川さんから 「モンスターで行きましょう。」 イタチがサスケの瞳を奪いに来る場面ですね。 そこでテストの後、監督と音響さんがそう指示されたそうな。 石川さんも 「分かりました!」 で一発OK!!! イタチが叫ぶ前の息遣いとか全部、入っているそうです。 しかもノーカット!!! 噛みそうになった部分もそのまま使ってもらって編集なし! すごいですね! 石川さんもとても嬉しかったそうです。 大蛇丸が自分の写輪眼を狙って拒まれた後、サスケを狙うと分かっていて、 自分の手で呪印をはがすまでのシナリオを描いていたのなら凄い! 「ますますイタチが好きになりました。」 イタチはとにかく 「全てサスケ愛!」 「兄弟愛」じゃなくてサスケ愛♪ 憎まれ役になって、弟を強くし、自分を倒して木の葉の英雄になって もらいたい。 全ては弟のため。 そんな気持ちはなかなかできない。 死んでなお、ナルトに何か仕込んでおいたのはサスケの行く末を 案じ、救うのは「仲間」だと信じているから。 石川さんの言葉を聞くと、五影をも襲ったサスケも許されるEDなのかなあと 苦笑してしまいましたが・・・。(普通は究極に裁かれますよね。) イタチの思いと残された願いは無駄にはして欲しくないと思いました。 アフレコを終わった時は病院に行こうかな・・・と思うほど 身体のどこかをもがれた感じだったとか。 イタチの死が皆の心に残っている限り、 「イタチを愛してください。」 石川さんのイタチ愛をとても感じたインタビューでした。 続いて杉山君・・・ 兄弟決戦に当たって、あまり意識しない演技を心がけたそうです。 宿屋での再会からサスケも強くなって、優位になると上から目線の 発言もある。 けれどぎらぎらしたものではなく、冷静であり余裕を感じさせることに 気をつけたそうです。 だからこそ、イタチの最期・・・必殺技も出したのに何度も立ち上がってくる イタチに対しての余裕の無さ、本気で怯えている気持ちを表現できたのでは ないかと。 イタチを倒した時は、一言でいうなら 虚脱感。 持てるもの全てをぶつけて戦った憎い兄。 けれども、自分が倒した・・・というよりも相手が倒れてしまった。 (イタチは何度も吐血していた。後で病だったと知りますけど。) 自分が倒したのか?でもイタチは現実に目の前で死んでいる。 ギャップに、とにかく虚脱感しかない、と話しておりました。 これからのサスケ・・・歪んでいっている憎しみを木の葉の上層部に ぶつける。 イタチの 「お前の写輪眼はどこまで見えている?」 その言葉の意味をちゃんと理解することが出来なかった。 分かっていれば止めを刺すことも無かった。 イタチを苦しみに追いやった上層部への復讐こそが、 イタチを理解しきれなかった自分の贖罪と思っている。 歪んだサスケの行動を杉山君はこれからそう表現していく ことになると考えているようです。 あの夜の出来事から始まったイタチとサスケの苦しみ。 真実を伏せ、逝ってしまったイタチの思い。 知って、兄を理解しきれなかった自分が出来ること、 そこに一直線に進んでいくサスケ。 イタチの平和への思いを汲んで欲しい、とサスケには思うのですが、 それだけ兄を愛していたということなんですよね。 ただ更生するチャンスは何度かあったし、マダラには利用されている。 ここまで堕ちれば、忍世界では許されない。 ナルトに仕込まれた何かで、サスケがその時こそ、真実を見通す瞳に なることを願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月14日 18時24分52秒
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