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テーマ:アニメ!!(3880)
カテゴリ:アニメ
誰にもう必要とされない私なら入れ替わっても・・・。
心の闇に入り込む水。 「鏡が淵」 あらすじは公式からです。 覗き込んだ水面に映ったのは誰、或いは何──。 虚と実が溶け合う時、己で在り続ける術を悟り得るのは、 この世に生を刻む己のみ。 *************************************** 今回はちょっと怖かったですねえ。 思い込んだら一直線!な茶屋の娘、真澄。 嫁になろうとまで入れあげていた研ぎ屋の青年はそれほど思っては くれていなかった。 水に住む水鏡は人や動物の姿を写し取って陸に上がり、自分が生きるために 必要な場所へ移り、成り代わっていくのですね。 本体の後を付いて回る水鏡を撃退するには、本体と入れ替わろうとする瞬間に 鏡で姿を映してやること。 水鏡にしてみたらただ姿を映し、生きる糧を相手に求めていくだけの事なのでしょうけど やはり人の心の隙間、闇に入り込んできました。 心身ともに弱り、生に対して投げやりになっていく真澄。 ギンコは叱るでもなく淡々とそのなれの果てを説いていきます。 自分の意志も存在も何もかもが消えてしまう存在。 良く自分のことを「なんの価値もなく、消えてもいい存在になれたら・・・」 なんて聞きますが、いなくなって周囲の者がどう思うのか、そこに 気付いて欲しいですね。 蟲に憑かれると、この作品では身体が透けて、あちら側に持っていかれてしまう、 そんな描写が多々あります。 生きる希望を失っていた真澄だけど、いざ水の塊が実体になりつつあり、 それが成り代わって生きるのだと知った瞬間、初めて生にしがみつきます。 ただ一度だけの生。 研いで準備しておいた手鏡が懐から転がり落ち、水鏡を映すことができなくなって しまった!!! 「真似してんじゃないわよ!!!」 崩れ落ちる水鏡の少女。 「お前の眼に水鏡の姿が映ったんだ。」 ギンコは水鏡を退けたのは真澄の瞳に映ったから・・・と言っていましたが その後の言葉のほうが理由としてはうなずけるかも。 「実体が力を持っていればいい。」 そうですね。 生きる力を。 真澄はすっかり気力を取り戻して元気になりました。 恋する乙女。 男は星の数ほどもいる・・・と思えばいいかも。 その逆も然り・・・ということで。(^^) ギンコの誘いで水鏡も求める水の場所に移動することに。 生きたい蟲にほんの少しの手助けを。 共生共存ですね。
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最終更新日
2014年05月05日 17時14分05秒
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