雑記帳

ひょっとすると　どこかでこういう写真を見たことのある人は

結構多いかもしれない。↓



まぁこれは自分が撮った写真なのであまり綺麗ではないですが

これがかの有名な　Antelope Canyon　。

名前は知らなくても、Webshotsやら写真展やら世界○○の写真集やらで

時々紹介されているので、見たことある人もいるかも。



これは、自然が創り上げた芸術作品

それだけに規模がデカい



膨隆したアメリカ大陸の表面を激しい雨が洗うと、

そのとてつもない水量で激流が出来上がり、あちこちへ道を作り

時には大きな川を、時には水鉄砲を、時には渓谷を

形作ってきた。

雨の次は強い日照の出番。

何日も続く強い日照と乾燥した風が

川を干上がらせ、水鉄砲の道を乾かし、渓谷でさえ底にわずかに川が流れる程度にまで

からからにする。

この繰り返しを何年も何世紀も続け、今やアメリカ大陸の至るところに

自然による美の造形物が姿を現し

今もまた次の新しい美の姿へと変化し続けている。



Antelope Canyonは　そんな自然が創り出した自然美の一つだ。

これを発見したのは、アメリカインディアンの中で最多を誇るナバホ族インディアンだ。

昔、ナバホ族の女性が荒野の中を迷い、宿を探していた時

偶然、洞穴を見つけそこで休んでいた。

翌日、目を覚まし日が高くなってくると

その洞穴には更に奥があるのが分かり、奥へ入ってみると

ちょうど頭上の穴から日が差し込んで来て、

それまで暗かった洞穴がみるみるうちに明るくなり

岩肌がオレンジやピンクや紫など美しい色に輝き始めたという。


「それがこのAntelope Canyonさ。」と、

ちょうどそのナバホ族の女性が立ち止まったとされる場所で

しかも正午を少し回り、頭上はるか高くにある小さな岩の裂け目から

日が差し込んできたちょうどその時に

Antelope Canyonのガイドをしていたナバホ族の青年が説明してくれた。



とても幻想的な景色だった。

その美しさに酔いしれていた。

そこにしばらくぼーっと立って眺めること以外何もできなかった。

写真を撮ることはおろか、考えることさえできなかった。

それほど美しかった。



ということで、撮ってきた写真には、その一番美しい時間帯の美しいスポット

が写っていない。。。

ま、そういうベストショットはプロの写真家がたくさん撮ってくれているので

（実際、プロがたくさん来ていて次々にシャッターを押していた）

そちらを是非見てください。

ヘタな写真ですが、とりあえず雰囲気だけでも知りたいという方は

こちらをどうぞ↓













今回は家族旅行ということで祖母も一緒だったので

比較的安全な　Upper Antelope　に行ったが

次回はやや危険度が上がるという　Lower Antelope　にも行ってみたい。