覚えていられない
ジェフリー・フォード『緑のヴェール』(国書刊行会)を読み終わりました。『白い果実』『記憶の書』と続く三部作の完結編。…なんですが、前作の内容を覚えてない前作を忘れていると面白さ半減なんですよね。半減してても面白かったけど。豊かなイマジネーションに翻弄される喜び。それでいて、なんとなく「昔どこかで読んだ物語」を彷彿とさせる(前作忘れてるせい?)一作目を堂島のサブウェイで読んだ記憶はあるけど、肝心の内容はかなりアヤシイ。「すごく面白い」と思った作品でも殆ど覚えてないとなると、私は何のために本を読むのであろうか。3冊とも山尾悠子さんの訳で読みたかったかなぁ。 このブログで『白い果実』の感想をかいていましたよーあらー、こんなこと書いてたんだ。私・・・http://plaza.rakuten.co.jp/ochakai/diary/200605310001/ 緑のヴェール