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真夜中のお茶会

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2005.05.06
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カテゴリ:その他色々な感想
小娘が見たいと拗ねて、結局観に行くことにした映画でした。
最初はコナンとダブルで見て、と思っていたのが、
コナンの前売りを買っていたシネコンでは上映していない!と言う事実に愕然。。。
調べてみたら上映館は郊外のシネコンで、車が無いともう滅茶苦茶不便な所(涙)
1日2つ見るのは諦めて、『弥次喜多』は後日時間が有ったなら、と。
結局隙間時間を見つけてダンナを口説き、車を出してもらっての映画鑑賞でした♪
まぁ、あくまでもこれは私の感想なので、気に障ったファンの方には御免なさいです。

【あらすじ――】
リヤルと幻想、生と死が入り乱れた切なくも可笑しい“魂の五十三次”が始まる
「オイラ、リヤル(現実)がとんと分からねえ」と、虚ろにつぶやくヤク中の恋人・喜多八(中村七之助)を、なんとか立ち直らせたい弥次郎兵衛(長瀬智也)は、「リヤルは当地にあり!」と書かれたお伊勢参りのDMに一縷の望みを託す。手に手をとってお伊勢さんを目指し江戸を後にするディープに愛し合う2人。が、禁断症状に苦しむ喜多さんを連れての旅は、当然波乱を呼ぶ。まずは、箱根の関所を通るために、鬼の番人・木村笑之新(竹内力)から笑いをとらなければならないのだが…。
続く“喜びの宿”。日本髪の女子高校生達が、会ったこともない清水の次郎長親分を待ち焦がれている。富士山が美しく見える“歌の宿”。そこにはお茶一杯ごとに歌い踊る茶屋の主人、おちんと、歌が下手なその娘、お幸が。この出会いが弥次さんと喜多さんの運命を狂わせる。アーサー王がとろろ汁を振る舞う“王の宿”。ここで二人はあの世とこの世に引き離されてしまう。続く“魂の宿”で再び巡り会うことができるのか?そしてリヤル探しの旅の終わりに待ち受けるものとは果たして?

【感想。。。もどきでございます】

で~、リヤル探しの旅の終わり……辿り着いたんですかぁ~!?
お伊勢さんはまだ遠かったような……。「続く」のかと思ってしまった(苦笑)

私自身はどんな映画?って言うような有様で、さして興味も無かったのです。
それでも上映館を調べるついでに映画を調べてみれば……ホモ……でぃすか~!?
いやぁん♪あらすじ冒頭読んで「……(絶句)」仰け反ってしまいました。。。(爆)
「弥次さん。そして美貌でヤク中の役者、喜多さん。二人はディープに愛し合っている。」
って、マジですか!?
ディープ…ディープ…ディープ…ディープ…ディープ……!こればっかりが頭の中でリフレイン!
……そーなんですか。正直及び腰、になってしまいました(苦笑)
日ごろ、男×男の話ばかり読んでいるくせに、おまけにDVDなんかも見ているくせに、
こうも開けっぴろげに表現されると~~~!赤面。。。なんか恥ずかしい。
ってゆーか、腐女子が作り出す世界はお馴染みの空気が有るけど、
普通に男性が作るホモ話って、腐女子の色とはやっぱ違うんですね。
って、これはやっぱりホモは要素として入っているけどあからさまなホモメインの話じゃないのね~、
って事でちょっとは安心。(←もしかして腐女子の風上にも置けない!?)
映画が始まる前に小娘がポロリ「キスシーンが有るんだって」「……なんですと!?」(爆)
……ちゅ~シーンは2回ほどございましたでしょうか。
いやぁ~、役者さんって凄いなぁ……。

ベースは勿論「東海道中膝栗毛」お伊勢さんへの旅、その珍道中♪
それを滅茶苦茶アレンジし捲くりで、時代考証とか全く無視ので、変なところが生真面目で、
それで居て、かなりツボ押さえな話に仕上がってはいましたね。

それで、感想を一言で言えば、ポイントポイントはウィットが利いて、可笑しかったり、唸ったり、
では有ったけど、全体としては、「う~ん、それで一体如何したい?何が言いたいの?」に
なってしまったのです。
求めるリヤルに辿り着けたのか!?辿り着けなくとも探す意味は有ったのか……。
各ポイントは面白いんだけど、纏まった一つの流れとしてみると、
散文過ぎて「で~?」ってなってしまうのね~。印象がボケてしまう。
それなりに言いたい事も有ったのだと思うけど。
他愛も無い事の積み重ね、唯面白ければそれでいい、と言うスタンツで見るならば、
確かに、ただ、面白おかしい。――で、何も残らないんだな~。
つまりは良く解らない。
もう一回見る?と言われても、1回で十分。

別に何かを語らなければならない。と言うことも無いと思うし、
考えなければならない。と言うことも無いと思う。
それでもね、見終えたところで「良くわかんない映画だった。何が言いたいんだろうね?」と言う言葉を発してしまうなんて、印象が薄かったとしか言いようがないのでは。
弥次さん喜多さんのディープな関係も、腐女子的には乗り切れないあやふやさ(苦笑)
……突込みが足りないんだよぉ~。
なんかね、何で喜多さんがクスリに溺れたり、ホモなのか、の説明部分がワザとらしくって。
役者が陰間って言うのは江戸時代では結構普通で、男色と言うのも結構普通の事だったから、
まぁ、それを解らない人達の為の説明シーンなのだろうなぁと思ったのだけど、
それが喜多さんが抱えているトラウマ、悪夢として描かれているのです。
正直言えば、もうちょっと作りこんで欲しいなぁと言う映像的にも物足りなさを感じたのだけど、
でも、結局はクロカンのそれが色とでも言うか、味なのかなぁ――。
いままで興味を全く持っていなかったので、良く解りません。(苦笑)

それに弥次さんには奥さんが居て、実は弾みで奥さんを殺してしまってそれで逃避行の旅。
の要素もあった。ヘビーだ。
それに比べれば途中で喜多さんが女の子に恋心を描く事なんてほのぼのとしているわぁ。
奥さんが夜中にお米を研いでぶちまけるシーンが有るのですが、あれはやってみたくとも出来ない事だなぁって。ぶちまけたお米を集めてまた研ぎなおす。女の情念。

“笑の宿”のヤク中対決で、クスリを目の前にジッと我慢する喜多さんと、
お饅頭に見えてパクついてしまう浪速ホット……
だけど饅頭を半分に割り相方の息子に分けようと差し出す。結構来てしまいました。

“喜びの宿”では喜多さんが女子高生に混じってなんちゃって女子高生になっちゃって。。。
ミニスカートが以外似合っていたのが可笑しかった~♪

“歌の宿”での歌い踊る茶屋の主人、おちんのパフォーマンスが凄い!!
ぐっさんが、、、超ミニ(ホットパンツ?)に編みタイツで大胆に踊っているんですよ~!

“王の宿”ではお父さんの勘三郎さんが……。ん~、でもあの格好何処かで見たぞ~!
何かのパロなのかなぁ?

“魂の宿”は現実逃避――。そして甦り。
生きるって事、死ぬって事、を描いているようで、如何なんでしょうね~。

果たして奥が深いのか浅いのか。
ノリの良い映画では有ったけど、見ての感想は人それぞれと言うことで、
さらりと流して頂けたなら、と思います。











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Last updated  2005.05.06 13:26:05
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