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2006.05.11
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カテゴリ:ドラマCD 感想
DVD、特典CD、に続いて聴いたのが、ドラマCD本編シリアスバージョン、
『悠久の章~楽園喪失~』の最終巻になります。


ドラマCD セイント・ビースト 悠久の章~楽園喪失~ 第3巻/有栖川ケイ/あさぎ桜/B+

CD☆セイント・ビースト 悠久の章 ~楽園喪失~ 第3巻☆

青龍のゴウ:森川智之
玄武のシン:櫻井孝宏
朱雀のレイ:宮田幸季
白虎のガイ:吉野裕行
麒麟のユダ:石田 彰
鳳凰のルカ:緑川 光
流星のキラ:杉田智和
風牙のマヤ:鈴村健一
シヴァ:鳥海浩輔
神官パンドラ:福山 潤
パール:鈴木達央
神官カサンドラ:甲斐田ゆき
聖者:井上和彦
ゼウス:金丸淳一/他

ドラマCD セイント・ビースト 悠久の章~楽園喪失~ 第3巻

有栖川ケイ/あさぎ桜/ワンダーファーム

(CDの評価:A+~C-)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじ

セイント・ビースト待望の新シリーズドラマCD第3弾!

ついに始まった天界全土を巻き込む大戦争。
進軍する六聖獣たちの前に突如現れたのは大神ゼウスと十二神だった。
怒気を露わにするユダとルカであったが、ゴウ、シン、レイ、ガイは聖者の策により魔に囚われ始め、ユダとルカにゼウスへの服従を促し出す。
ゴウたちの豹変振りに困惑し動揺を隠せないユダとルカは、次第に絶望的な状況へと追い込まれていく……。
完全に魔に心を囚われてしまった四聖獣はユダとルカに対し容赦なく攻撃を仕掛け、絶大な信頼を寄せていた六聖獣の決裂を目の当たりにした天使たちは、不安と後悔を募らせ戦意を喪失していった。
もはや六聖獣率いる軍勢に、反撃の余力は残されていなかった……。
そして、力尽きたユダとルカの前に現れた大神ゼウスはついに天の裁きを下す―…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

DVDを見て、今までのドラマCDを記憶の中で振り返り、その後に続くアニメを思い、
その間を埋める話――。
どんな風に繋がって行くのか、ここまで来てとても興味が有ったのです。

んで、このあらすじ、まんまじゃん(苦笑)

ゴウ、シン、レイ、ガイは聖者は策略に嵌り魔に囚われっていうのは、
実際に自分が思っている事とは逆の行動を取ると言うこと。
つまり、本心ではユダとルカと共にゼウスに立ち向かう!と決意しているのに、心と身体は知らず、
ゼウスに刃向かうのは以ての外、と何の迷いも無く、ユダとルカに対峙してしまっている。

その魔の囚われからの開放は、真実自分を守り信じてくれる人の思いのみ。

訳の解らぬうちに対立するゴウたちと戦う事に疲れ傷付くユダとルカ。
その心変わりが聖者の策略の所為と知り、心を痛めるものの、どうすることも出来ず、
戦いながらも相手を守ろうと尽くすユダとルカは、力尽きるのも時間の問題となる。

ユダの決死の守りで難を逃れたシンは、そこでやっと呪縛から開放されるものの、時は既に遅し。
立ち直れないほどに傷付き、疲れたルカは、四聖獣を思い、
呪縛から開放されていない振りをしろとシンに告げる。

己はなす術も無く、
唯、力尽き堕天させられるユダとルカを見ているしかなかったゴウ、シン、レイ、ガイ。
翼を黒く染められ、ルシファーの地獄に落とされようとするのを嫌い、
自分達の世界を作ろうとするユダとルカの二人――。

……ここで「悠久の章~楽園喪失~」の話は終わる。

……辿り着けなかったよぉ~。

アニメのSaint beastは、地上に降りた四聖獣と、復活を果たしたユダとルカの対立から始まるわけで、まだまだゼウスの追い落としがなっていない状況では、そこまで辿り着くのは遠い?

此処までで、何故にユダとルカが堕天したのかは解ったけれど、
操られていたようなものとは言え、四聖獣の反逆がその原因になっていたというのが。。。

何処かで、あの時僕たちの所為で……なんちゃらかんちゃらと
侘びもどきを入れていた四聖獣だけど、こんな理由が有ったのか~。
今回の展開を聴くかぎり、本当に四聖獣、アンタ達が悪いと思う。

天使とは、やっぱり純粋に如何に上に尽くしているのかが重要なのか。
神を正しくないと糺そうとして罠に嵌り、仲間を貶め、更にはそれを許されながらも――、
四聖獣、結局は後悔はしても、謝りもしていない。。。

そして、堕天していくユダとルカの二人はこの時はまだ地上を愛しんでいたのに、
復活した時は破壊する方に回っていたって……この後まだ何か有るのだろうか、この二人。

唯、驕るだけに成り果てたゼウスと、そのゼウスに追従するだけの聖者。
斜に構え意地悪く見ているだけのルシファーは、ほんのひとコマ・・・何処に迷う価値がある!?

お人好しに騙されて行くゴウ、シン、レイ、ガイの4人に対し、何処までも赦し、
守ろうと力を尽くすユダとルカが切ないほどに優しくて悲しい。

この赦し、与え、愛しむだけのユダとルカが、真の天使なのではないかと思うのですが。
この二人が何故黒くなって行くのか――。

この呆気ないほどの幕切れに、割り切れないものを覚えてしまう。
聖者にしても、何を思い考え行動しているのか、……解らない。


WFに恐ろしい事にセイントビーストの大まかなストーリーが書いてあったのです。
今まで全然気が付かなかったよぉ~~~!
そこにはこれからの四聖獣の話も書いてあって、この後の波乱もさもありなんと思ったけど、
それよりも何よりも聖者の為す事が、アンタ一体何者よ!と言いたい!!

今更だけど、この話は結構理不尽と言うか、不条理で成り立っていると思ってしまったわ。



















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Last updated  2006.05.11 18:13:35
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