パケラッタ

物議をかもしている坂東真砂子さんの子猫殺し。
私は「山妣」を読み終わったばかりで、坂東さんは生き死にや自由について、かなり考え抜いているという印象を持ちました。そして、問題のエッセイを読んでその印象を深くしました。人間の自由だけじゃなくて飼い猫の自由についても考えていたのねー（感心）と。
ネットで様々な意見を読みましたが、次のページがおもしろかったです。批判と擁護の両方があるばかりか、動物愛護法の話にまで及んだスレッドがあって勉強になりました。

「人力検索はてな - 坂東眞砂子氏のエッセイ「子猫殺し」について」のページ
http://q.hatena.ne.jp/1156172644

擁護もあるとわかって一安心したところで、「山妣」を映画化するならこのキャスト、行ってみよー。

鍵蔵：地主の息子。長兄が亡くなったので跡取になったが、小作人といる方がくつろげる。てるにゾッコンだが、接し方がわからず、逃げられそうで不安でたまらず。高嶋政宏又は内野聖陽

てる：真っ白なうりざねに切れ長の目、上唇が捲れ気味でおはぐろをしていて、本能に忠実で性的魅力がある鍵蔵の妻。何を考えているのかわからない。これは、この人しかいません。りょう

扇水：乞われて浅草から越後へ芝居の指南にやって来た役者。緒方拳

涼之助：美貌の役者。女形が艶めかしい。座主の扇水に育てられた孤児で、扇水といっしょに越後へやってきて、地主の家に投宿している。てると交わってしまう。小栗旬

いさ：炭鉱町の遊女。女将のへそくりを盗んで、炭鉱夫の文助と駆け落ちをするが犬吠山で置き去りにされたあげく、鉱山主に捕まってしまう。原田美枝子（ちょっと綺麗すぎるような気もしますが。）

文助：田口トモロヲ


助六が実は親の仇を探している曽我五郎であったように、てるは実は……というように、何人かの登場人物の正体が明かされるのがビックリ仰天でして、映画よりも歌舞伎化してほしいくらいです。
そうなると、涼之助は菊ちゃん（菊之助）にやってほしいわ～。