|
カテゴリ:さ行=BL小説
イラストは、高嶋上総さん。
「少年花嫁」の続きを読もうと思いながら早くも余所見です。^^; 主人公は、高校1年生の滝川聖。母親が再婚したため引越しをし、転校を余儀なくされました。 新しい学校では、まだ友人が出来ず、前に居た友人たちとケイタイやメールをしていましたが、それもだんだん疎遠になってきました。 そんな中、教室で小テストを受けている最中に声が聞こえてきました。 回りの誰も聞こえていず自分だけに聞こえた声でした。不安になります。 放課後、クラスでいじめを受けている小堀修が声をかけてきます。 自分も声を聞いたと。驚く聖でしたが、小堀はある夢の話もします。 巫女のような装束を着た少女から、黒い石を触るように言われ誓わされる夢です。 実は聖もその夢を見ていたのです。そして、トラックの炎上事故がありました。 傍には小堀が・・・。 その夜、小堀から呼び出され、近所の公園へ行きます。そこで、小堀から「自分は超能力者かも」と言われます。 聖は夢の中で石に触りませんでしたが、小堀は、石に触り誓いを立てていました。 麻布運命学館という「占いの館」があります。そこには、幼く見えますが、年齢不詳の双子の姉弟が住んでします。姉を綺莉といい、弟を史暁といいました。彼らは超能力者です。 綺莉はテレパシー(人の頭の中を覗け、頭の中に語りかけられる力)を使い、史暁は、サイコキネシス(手を触れることなく物を動かせる力)でした。 綺莉は、聖たちが夢に見た巫女の装束を着ています。 彼らの傍の祭壇には黒い石が祭られていて、彼らはその石を「玉神様」と呼んでいます。 その石が彼らの超能力を引き出しました。彼らの一番最初の仲間に隼王という青年がいます。 彼は、精神エネルギーを集中させることで、肉体に超常的な強度とパワーを発生させる力を持っています。隼王に二人は、聖を殺せと命じます。殺さなければ、自分たちが潰されると玉神様のお告げがあったということです。 聖は、言霊使いという能力があり危険だということです。 まだ子どもの聖を殺すことにためらいがあった隼王ですが、聖を探りに行きます。 そこで・・・。 聖は、子猫を拾います。母の再婚相手の滝川にどうしてもなじめない聖です。母も変わりました。滝川は、猫アレルギーで、聖の留守に猫を捨てます。 帰ってそれを知り、雨の中を探しに行く聖です。 捨てるところを見ていた隼王が、猫を助けていましたが猫に生気がありりません。 そして・・・。 聖はまだ力に目覚めていません。聖の父方の力らしいのですが、まだ謎です。 聖の縁者が出てきますが、まだ聖とは会っていません。いろいろ事情があるようです。 隼生は、なぜか最初から気が進まず、聖に会ってからはすっかり助ける側になっています。 結局、仲間を裏切る形になるのですが・・・。聖もなぜか会ったときから隼王を信用しています。 二人は最初から惹かれあっていたということでしょうか? といってもまだぜんぜんそういう雰囲気はないので、はたしてBLなのかどうかわかりません。 でも、超能力モノも大好きなので、面白かったです。 聖もかわいいし、一生懸命ですし、隼王は、優しいですし、強いです。 敵になる超能力者たちの生い立ちは、辛いものでした。ほんとにそうだったら力を欲する気持ちもわからないではなしです。決して最初から悪人ではなかったのでした。 あと2巻あります。こちらを先に読みそうです。^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[さ行=BL小説] カテゴリの最新記事
|