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カテゴリ:か行=BL小説
イラストは、桜城ややさん。
王宮のマハラジャ専用の庭師・ミル。15歳です。 マハラジャとは王様です。 その庭には、マハラジャ以外誰も入ってこれません。 親方と一緒に庭の花や木の世話をしていましたが、半年前親方が亡くなり、一人でまかされるようになりました。 数日前、前マハラジャから時期王の指名がありました。 1ヵ月後には戴冠式です。 ミルは、新しいマハラジャのためにこれまでで一番美しい花園を即位のお祝いにしたいと思っています。 銅鑼(どら)が鳴ります。そして旗が揚がりました。 マハラジャが庭にやってくる合図でした。 銅鑼の音が鳴るとミルは姿を隠さなければなりません。 急いで片付けをし、隠れ場所へと隠れます。 うめき声が聞こえます。マハラジャとは口を聞いてはいけません。王宮の庶務を取り仕切っている重臣・ゴアに重々注意されています。 しかし、ほっておけず、駆け寄り助けます。マハラジャは蛇にかまれたのでした。 出口まで介助し、黙ったままミルは別れました。 翌日、庭の手入れをしていると声をかけてくる人が・・・。 マハラジャでした。銅鑼は鳴らさずにやってきたのです。 ミルにお礼を言ってくれます。身分の低い自分に優しく声をかけてくれるマハラジャに・・・。 マハラジャは、ミルの優しさに惹かれていきます。 ミルは・・・。 シンデレラストーリーですね。(^-^) お約束の悪い奴も出てきます。もう本当にどうしようもない悪い奴です。 でも、そこは王子様、白馬には乗らないけど・・・助けに来てくれます。 めでたし、めでたし・・・とはすぐには行きません。 また一難ありますが、マハラジャ、愛のため頑張りました。 偉いですね。ミルは末永くしあわせに暮らしましたとさ! 甘甘のかわいいお話でした。 マハラジャの親友で側近のカッサムは、なかなかに話のわかるいい男です。 彼の恋物語も読みたいですね。 しかし、父親ゴア手強そうです。^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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