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カテゴリ:か行=BL小説
イラストは、HITAKI(ひたき)さん
警視庁六本木署組織犯罪対策課の小川瑞樹(おがわみずき)、25歳は、166cmの小柄で、高校生に見えてしまうくらい可愛らしい顔をしています。 子供のころから、言語学者の父親に連れられて海外を転々とした経験がありました。 そのため数か国語を話せたので、警視庁には外国語の特別枠で入庁しました。 外国人の取り調べには通訳としても活躍しています。 特に日本でもあまりいないアフリカの小国の言葉まで話せるので重用されています。 アフリカ人のアリヤの部屋で、アリヤと別の部族のアフリカ人が殺されていました。 アリヤは逮捕されましたが、瑞樹は無実だと思っています。 なんとか真犯人を探そうとして、ある男と接触しました。そして・・・。 瑞樹は、祖母と母と暮らしています。父は3年前からアフリカで行方不明です。 アリヤは送検されることになりました。 瑞樹とコンビを組んでいる前崎(まえさき)が検察へ連れて行きます。 担当検事は、出水知典(いずみとものり)といいました。 出水から引き続き瑞樹に通訳を頼むといわれました。 出水は、冷淡で厳しい言葉遣いをする人でした。瑞樹は、困惑しています。 しかし、話していくうちに見かけより優し人なのかもしれないと思いました。 出水は、容疑者個人を見るのではなく、事件を見ると言います。 出水は、瑞樹の父親がアフリカで行方不明だと聞き、外務省の知り合いに確認を取ると約束してくれました。 出水と瑞樹は日曜日、アリヤがボランティアスタッフをしていた教会へ行ってみました。 先日、一人で聞き込みをしたときに会った男を見かけます。 見つからないようにそっと出水に寄り添います。 出水は、瑞樹を悪魔を誘惑する天使だと思います。 しかし、純真無垢な天使で・・・。 面白かったです。 事件も面白かったです。 瑞樹は、本当に純粋でした。出水の気持ちをスポンジのように吸っていきます。 出水は、子供時代の思いから、人を信じられませんが、瑞樹なら信じてもいいと思えるようになりました。 瑞樹の純粋さは無知ではなく、無垢なんだろうなという感じでした。 出水の心の変化もうまく出ていたともいます。 二人は出会ってからは時間が短いですが、過ごす時間の密度が高かったのでしょうね。 お互いに惹かれあうのは早いし、自分の気持ちを認めるのも早かったです。 父親が見つかるときは、それも偶然ですが、アフリカならそれもありかなと思わせられますね。 瑞樹が気持ちを決めた時には、母親に出水を紹介したいという思いがあるのですが、 出水があいさつする姿を見てみたいです。(^^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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