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カテゴリ:さ行=BL小説
イラストは、青井秋さん 「扉の先に」 竹之内郁馬(たけのうちいくま)は、綿貫大地(わたにきだいち)と学食へ向かいました。 綿貫の友人が声をかけてくれて席を譲ってくれました。 譲ってくれたのは、渡部という名前でした。 郁馬は、予知といってもいいくらいの勘の良さがあります。 ふとしたはずみにそれは〈視える〉のでした。 ある時、郁馬は渡部から声をかけられます。そして、視えるのではないかといわれます。 ある友人に火のイメージを持ち、さりげなく「火には気をつけろよ」と注意したことがありました。 その友人はそれで火事から免れたと話していたというのです。 渡部は、「自分の寿命が知りたいので、視えないか?」と聞くのでした。 視ようと思って視えるわけではないと渡部に話す郁馬は・・・。 面白かったです。 寿命が知りたいという理由は、ある事情からでしたが、 それほど重いことではありませんでした。 でも、それは渡部の優しさですね。 ちょっととっぴなことから急接近の二人でしたが、 上手くいって良かったです。(^^) 「扉のうちに」 郁馬は、大地のある場面が視えました。 それは・・・。 大地は、SF研究会というクラブに所属しています。 月一回、読書会が開かれて、課題図書に関して意見を述べ合います。 大地は、先輩たちに可愛がられています。 他に学部が違いますが、一つ年上で同級生の西脇という人物がいます。彼は無口で見た目もぼーっとした感じがします。 西脇の先輩たちとのやり取りを見ていて、大地は、西脇はコミュニケーションをとるということが苦手なのだと感じます。 飲み会に行ったとき、大地は西脇とそのことについて話してみました。 そして、大地は、西脇のコミュニケーション不足の経験値をあげるため、手伝うことにします。 大地は・・・。 こちらも楽しかったです。 こちらは、ゆっくりと距離が縮まったという感じでしょうかね。 西脇は、早くから意識していたようですけどね。 ほのぼの系の二人ですね。(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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