2008/12/27(土)18:46
『新・ヒッチコック劇場』――バクチはつらいよ
今日のブログは、心臓の弱い方は読まないことをお勧めします……。
今からちょうど1年前の2007年12月27日。
覚えてますか?
こんな映画のことを書き込みました。
『新・ヒッチコック劇場』
10回連続でライターの点火に成功したら、自動車進呈。
1回でも失敗したら小指切断!
という、危なっかしいゲームのシーンを紹介しました。
あのときは、ちょうど時間がきちゃいましたので、肝心のラストは伏せときましたけど。(ホントは、単に意地悪で)
多分他でこの作品にお目にかかる機会は、少ないと思います。
なにぶん古い作品なので、レンタル店でもちょっとやそっとでは見つからないはずなのです。
そこで、1年たったことですし、今日、ここでネタを明かしてしまいましょう!
まず、去年の12月26日と27日のブログを続けてお読みください。
……読みましたか? 読みましたよね?
では語りましょう。
無事、ライターの10回目の点火に成功。
と思ったそのとき。
その賭けをしていたホテルの一室のドアが、何の前触れもなく開いた!
たちまち廊下の風が吹き込み、ライターの火はあえなくフッ……。
「ウォオオオーーーー!」
老人が、底から響くような掛け声を上げて斧を振り下ろしたァ!
バン!
斧は、小指の1ミリ先に食い込んだのでした……。
ここから先はうろ覚えなので、セリフなんかもすべてイメージで書いてます。
実はドアが開いて入ってきたのは、その賭けを持ちかけた老人の奥さん。
「あんた! またあの賭けをやってるの? いい加減にしなさいよ!! 何人もの人から小指を奪って、何台もの自動車を失って、故郷を追い出されたのに、まだ懲りないの!?」
もうカンカンに頭にきている様子。
老人は、ぐうの音も出ないようです。
「あなたも! なぜこんな馬鹿な話に乗ったりするの!」
「イヤ、その、つい若気の至りで」
相手の若者も、すっかりしどろもどろ。(よく気絶しなかったな)
「大体この人、車なんか持ってないわよ。表にあるのは、本来は私のなのよ。私はこの人のおかげで、すべてを失ったんだから」
そういって奥さんは、手にはめていた手袋を外しました。
すると、指が……1本しか……生えてなかったりして……。
チャンチャン。
もう1作、昨年の12月26日に紹介していた映画、『フォー・ルームス』(1995年)。
DVD フォー・ルームス <期間限定生産>
このラストも、以前は隠してましたけどね。
こちらは明かすことはできせん。
なぜかといいますと。
この最後の絶妙な痛快さは、残念ながら文章では表現不可能。
理由は、観てみればわかります。
途中、だれ気味な内容なので無理にお勧めすることはできませんが、少しでも興味のある方は、ぜひご覧ください。
予測不可能な展開が待っています!