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テーマ:ライブ・コンサート(1225)
カテゴリ:観劇・演奏会記録や舞台全般について
3月8日,上野の東京文化会館小ホールで行われた、小原孝さんのピアノリサイタルに行きました。
![]() 実は、昨年12月,私の国立音大時代の恩師、小山章三先生が亡くなりました。 「浜辺の歌変奏曲」が最初に世に出たのは、小原さんが大学院生の時で、初演のピアニストを務めたそうですが、それを勧めてくれたのが小山先生だったそうです。 その曲も演奏すると聴き、これは、絶対に行こうと。 コンサートのサブタイトルは,「ピアノ名曲フォーユー~日本を奏でる~」でした。 手書きのプログラムがとても素敵なので,そのまま載せます。 ![]() 最初のスタニヤン・ストリートは小原さんの曲。 小原さんの曲は多彩な和声感がとても魅力的。私が初めて彼のCDを買ったのは・・・大学1年生の時,小山章三先生が授業でかけてくれた「猫はとってもピアニスト」。こんな所からも、小山先生とのご縁があります。 幻想曲「さくらさくら」/平井康三郎,ピアノのための「からたちの花」/山田耕筰,「浜辺の歌変奏曲」/成田為三それぞれ作曲。ああ、こういう日本の素敵な曲を、私達はちゃんと歌い継いでいかなければいかない。学校教育における音楽の授業の意義。ここにも、あるんじゃないかしら。 「夢の桃太郎」/山田耕筰は,小原さんのナレーターつき。 童謡誕生100年記念メドレー。お、知らない曲もあった(^^;) そしてNHK「みんなのうた」の,私はブランコ/作詞:もりちよこ&作曲:小原孝。やさしくて、素敵な曲でした。作詞のもりさんが客席にいらっしゃいました。 休憩後は,関連して聴くといいんじゃないかな、シリーズ(←私が勝手に名付けた。)。 ギロックは、「題名のない音楽会」でも取り上げられていた。初心者でも弾きやすいのにとっても素敵な曲、ということで。ブルグミュラーは小学生の時に一生懸命弾いたなぁ。この「墓の陰に」は,世界初レコーディング曲だそうな! ドビュッシーのアラベスク第1番はたまに練習するけど、こんな風に美しく流れるように弾けたらどんなに素晴らしいか!(←ガタガタ弾いてる人:泣) 「乙女の祈り」のバダジェフスカって,女性だったのですね。考えたことなかった・・・ そして圧巻のリスト,「ラ・カンパネラ」。 カッチーニの「アヴェマリア」は私が大好きな曲だし,ピアノでラヴェルの「ボレロ」ってすごすぎる・・・と、今更ながら、音楽の感想を言葉で言うのがどれだけ難しいか、実感しているところです。 楽譜が入っていて・・・。 「♪東日本大震災 心の復興支援Song♪」「逢えてよかったね」を,みんなで歌いました。 シンプルで、心に響く・・・。 音楽は、言葉にならないよな。 何もかも言葉で表すのは、無理だよな・・・。 音楽を聴いて心が動く。 幸せなことだと思う。日本の歌,こんなに素敵だったとは。歌っていこう。ずっと歌っていこうと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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