シャンソンの祭典、パリ祭。
初めて聴きに行った。
きっかけは、シャンソン歌手「あみさん」が今年3月に地元ホールでコンサートをしてくれ(Amiシャンソンコンサート)、シャンソンってなんかいいなぁ、もっと聴いてみたいな、え、パリ祭なんてあるの?うわ、出演者めっちゃ豪華じゃないの!ってことでチケットを購入。(←長っ。)
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/d20b3ef5b09fdebb88d3f1e7c93095a76b73317b.50.2.9.2.jpeg)
まず、司会が遠藤泰子さんだったことに興奮。何年も前から朝のTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」で聴いていた声の主が目の前に!素敵な声~。まずこっちに感動(笑)
構成は、1部が「巴里のジャポニスム」、2部が「日本のシャンソニズム」。
この日のゲストは、大竹しのぶさん、ダニエル・ビダルさん。
他にも、高畑淳子さん、ピーターさん、菅原洋一さん、前田美波里さんなど、その活躍をシャンソン歌手以外でよく知っている方々もご出演。
第2部で登場の大竹しのぶさん、彼女の舞台「ピアフ」を観劇したけど(←山路和弘さんがご出演だったので)、情感をこめた迫力のある歌い方に驚いたものだ。
今回もピアフの曲を2曲歌ったが、まず、登場してすぐに歌だったのだが、出てきた時からピアフだった
。たたずまい、迫力。もうすっかり役者。そして1曲目が終わりトークになると・・・かわいい大竹しのぶさんが出てきた(笑)この代わりようがこの人のすごいところなんでしょうね。2曲目の「愛の賛歌」の時にはピアフに戻っていた。
ダニエル・ビダルさん、ベテランだが金髪で大変キュートで声もまっすぐで美しい。シャルル・アズナブールに見いだされたとか。
プログラムのキャスを見ると、パトリック・ヌジェさん・・・どこかで聴いたことが・・・あ、三矢直生さんのコンサートに出ていた方だ(笑)
さらに演奏者に目をやると、見たことある方がキーボードを弾いている・・・あ、砂原嘉博さんだ、こちらも三矢直生さんのディナーショーで毎年お会いしているではないか(笑)
あみさんも「街」を熱唱。近くの席の方が、あみさんが出てきた瞬間ざわざわ、歌唱後大熱狂!
すごいな~。透き通った綺麗な歌声でした。
2部で「雪のふるまちを」が歌われていて?え、なんでこれがシャンソン?中田喜直先生はシャンソンとして作ったわけじゃないよね?と思って調べたら、フランス帰りのシャンソン歌手高英男さんが歌ったからだと分かり納得。
ひとくちにシャンソンと言っても色々あるのね。メロディに乗って歌いやすいもの、情感たっぷりに芝居のように歌うもの。歌手の声質もさまざま。プログラムを見ると音大声楽科出身の方も多い。どの時点でシャンソンと知り合いこの道に来たのだろう。
客席は、ご高齢者ばかり。しかし、このご高齢者が大変元気。
1曲終わるごとに歌手に対してかけ声!大拍手、
最初NHK歌謡ショーかと思った(笑)まぁ、そういう面もあるのだろうけど。
でも、なかなか若い人には浸透しにくいのかもしれない。
でも、その魅力にとりつかれる若い人も出てくるのかもしれない。
私はコスマの「枯葉」が大好き。
「マイウェイ」も。菅原洋一さんが歌うと、この曲は本当に味わい深い曲なのだなと実感した。
でも、もとのシャンソンの歌詞も好きだけど。「いつものように」のリフレインがなにかもの悲しい・・・。フランク・シナトラの英語版だとかっこいい歌詞なんだけど(笑)
初めて聴きに行ったパリ祭。こんなにもファンがいるのですね。
何か新しい世界を見たよう。楽しかった。