追川礼章さんのピアノリサイタルに行ってきました。
追川さんは、浦和高校から東京芸大、芸大大学院ではソルフェージュ専攻でした。
数年前、口笛、ピアノ、三味線の3人組ユニットAOIのライブを聴きに行ったんです。AOIはそれぞれのアーティストの頭文字で、Oが追川さん。
ピアノの音色やテクニックのあまりの素晴らしさに、いつかまた聴きたいと思っていて、夢叶う!
前半はオールショパン。
最初はエオリアンハープ。実は私が今レッスンしている曲で、なんであんなに雲が流れるようにサラッと美しく弾けるんだ・・・いや、昔は弾けてた気がするんだけど、学び直しをしている今、すっかり左手の小指薬指が動かない・・・
子犬のワルツ、英雄ポロネーズ、ノクターン1番及び嬰ハ短調遺作、舟歌。
英雄ポロネーズの複合三部形式の真ん中の部分(ダダダダ)、弱音ペダルを上手く使い、右のペダルはノンペダルで大事な所でふわっと響かせて、内声が立体的に聴こえてきました。
すごおおおい
後半は追川さんのアレンジとオリジナル。リベルタンゴは圧巻だった。
オリジナル曲の「Spark」では客席もリズム打ちで参加!「花に約束」もそうですが、追川さんの曲は巧みなコード進行で色がどんどん変わっていくような素敵な曲でした。
最後はウエストサイド物語セレクション。客席も「マンボ!」の掛け声で参加。「アメリカ」で盛り上がって終了!
アンコールはラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲18番」。
ピアニスト本人がマイクで解説を加えながらの進行。お話も面白かったです。
途中、「ブラボー!」の掛け声に「前半からありがとうございます、でも僕のおじいちゃんかもしれない」と笑いながら言っていて客席も爆笑
おじいちゃん素敵です!
あと数日で30歳だそうです(このブログを書いた時にはもう誕生日になっていました)。
まだまだこの先大活躍していくのでしょう。
今日は超寒かったけど、心が熱くなって帰ってきました!