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音の棲む場所より

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2008.06.06
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カテゴリ:音を紡ぐ
機織をなりわいとしていた里に
住まいしているわけですが
人の気配がなくなると、思いもよらぬところから、桑の木が生えていることが・・・

こちら、駐車場(だった)ところに突如伸びだした桑の木さんです
生糸の里のなごり?

で、そんな場所で右往左往しているから・・・・でもないでしょうが
自分のピアノへのかかわり方って「音楽を紡ぐ」という表現がもっとも近いんじゃ?
と自分で思うのです。で、題名にしたわけですが・・・・。
いつもいつも感じていることなのですが、今回の曲は特に・・・なのです。

夢見るように「ゆぅらり」と始まるEDur(ホ長調)のアルペジオ。
その影に隠れてひそやかに歌いだしたのに、たった4小説の間に一気に上昇するメロディー
それはまるで、恋の始まりのごとく~♪

♪ まるで ワイ~ン 甘く強~く、心に歌~、あふれてくる~

(おっとっと、・・・こほん・・・話が「初めての恋」byコールポーターになっている)

で、その後の和声のゆらぎときたら・・・・まるで「どこでもドア」???
メロディーのしっぽのへんのrit(リタルダンド:ゆるめて) は、もうあたりまえ
いろんな言葉を使って、つまり「自由に」という表記の多発・・・うわ~~(アタマかかえ)
で・・・・あるとき、ふと・・・気が付いたのですよね。
実はこのお方、歌曲の中に「日本の子守唄」ってのがあるくらい、日本びいきでして
(日本人にもお弟子さんあり・・・・ちょいと有名人です)
アジア的な「間」の感覚で考えてみたら、どうよ・・・・ちょっと、どうなのよ!!
と、唐突に思いまして~~~(うっふっふっふっふ~♪)
わいわいと、がしがしと、でれでれと、ちまちまと、にやにやと、取り組んでおりまする。

音楽のなりゆきも「どこでもドア」のようですが、様式的にも「どこでもドア」のよう。
作曲者さまのプロフィールによると、ドイツでもフランスでもロシアでも学ばれている。
まさにグローバルな見識・・・さすが教授どの!
そして、なによりも「音が、ただひっそりとそこにある」という感覚。
まるで「わび茶の心」のような音楽なのですよね。
だから、これを弾いていると時が止まったよう。
そして弾き終わるとまた、冒頭から弾きたくなる。(中毒患者~~~♪♪♪)

今は、自分がこの曲を味わいつくさねばならない・・・と思います。
まずは、隅から隅まで心ゆくまで、美味しくいただこうと。すべてはそれから。
そうして初めて、皆様に「ここが、こうでこうなっているので、美味なのです~♪」と
ちゃんとご紹介できる演奏になるのかな?と思っております。
美味しいと思った味を「いつでも、ちゃんと再現できる」。まるで上等なシェフのごとく?
再現芸術の演奏家って、そういった役割なのかな?とふと思ったり・・・・。

ところで、先日の日記での1882年に・・・の件。少々早とちりでした(汗)
通常、楽譜の作曲者名の下の年号ってその曲の作曲年なので、つい「そうなのかな?」と。
この楽譜の場合は、作曲者さまの生誕年でした~(滝汗)
没年が書いてないってことは、ご存命中に発行された楽譜なのでしょう。
で、この曲の作曲年は1916年と判明・・・やっぱりね~♪
そこで、昨日の1919年夏期講座との共通点がいっぱい~なわけですわ~(喜)
で、調べたら、ここからなら、シェーンベルクにもマーラーにもドビュッシーにもいける。
シューマンにもブラームスにも、シューベルトにも戻れる。
一方で、後のブロードウェイサウンド・ハリウッドサウンドの響きすら感じる、という。
なんて便利な「どこでもドア音楽」なのでせう~~~♪♪♪
(にゃ~~~~~はっはっはっはっは←音楽で酔っ払っているらしい人)

さてさて、そんな時間、やっぱりM氏は聴講席・・・なのですが!びっくり!
育ち盛りのM氏、お座布団からはみ出すの図
育ち盛りのM氏(困)
明日にでも、もうちょっと大きなお布団を用意しなければ・・・・(育ちすぎ? 汗)





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Last updated  2008.06.06 22:20:06
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