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音の棲む場所より

音の棲む場所より

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2008.06.14
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カテゴリ:音を紡ぐ
まずは、岩手・宮城の皆様へ
地震お見舞いもうしあげます。


たいへんなことになってしまいましたね。
ブックマークさせていただいてる、「科学寅さま」が宮城県大崎市!
もうもう、びっくりして!血の気が引く思いがいたしました。
寅さまブログによると、たいへんな被害ながらご本人はじめ皆様ご無事とのこと。
お見舞い申し上げますとともに、何も出来ませんが今後もお怪我なく
速やかに諸事が復興されますよう、心からお祈り申し上げます。


さて「裏:教本今昔物語」です(相変わらず唐突な 笑)。
といって、「表紙と中身が違う」かもしれません(笑)
というのは、「教本」ではなく研究すべきは、対象である子供たちであり
耳を傾けるべきは保護者さまのご意見だったりしたわけです。
講師って「守秘義務」はないのかもしれませんが、自分のポリシーとして
「生徒または関係者が読んだら、自分の話は良いことであれ悪いことであれ不快では?」
と考えますので10年以上前のことまで、印象に残っている「教え」の数々です。
(自分の知らないところで噂話はいやなのでは?と私は思うのです)
もちろん、今も日々勉強なわけですが・・・・(蝸牛の歩み~~~~)

♪初めての聴音にて(聴音:ピアノを弾いて、鍵盤を見ないで音をあてる→楽譜に書くこと)
♪♪♪~「はい!これはなんの音かな?」「は~い! ピアノの音!(にっこり~)」
 「う・・・・・うん!うん!正解!ピアノの音」

 自分自身がうっかりすると物音が全部ドレミで聴こえることがあたりまえ!という
 不思議な世界の住人でしたので、この子の一言はものすごく新鮮でした。
「そうだ!これはピアノの音!そうだね~」となんだか感動した記憶が。
 それ以来、聴音であれ音取りであれ、最上最高の音で弾こう!と・・・気持ちだけはね。

♪鑑賞表現(音楽を聴いて「絵」や「文」でイメージさせること)にて
 ♪♪♪~~(止めて)「はい!これが第1テーマね?こんな雰囲気の曲なんだけど~」
 「センセー!!(挙手!)」「なにかな?」
 「あのね、キャラ設定しないと話が進まないよ!んで敵キャラも決まんないとダメだな」
 「・・・・はぁ・・・(ほほーー) じゃ(CD早送り)第2テーマがこれなんだけど」
 「お!これこれ!これさー敵キャラっぽいじゃん!よ~~しっ!←がしがし書くっ」

  なるほどね・・・・と思いました。テーマがどーのこーの言うよりも
 「キャラ設定」ね・・・(にゃはは!おもしろい!)
 そういえば、アニメの主人公ってたいてい決まった「自分のテーマ」を持っていました。
 「こども世界の用語」を覚えなくちゃいけないね・・・と思った瞬間。
(注:ウチの生徒(幼児~低学年)のカバンの中にはクレヨンと画用紙が入っている)

♪講師になった生徒が,泣きついたわけは・・・
 「センセ・・・あのさ・・・」「はいはい」
 「こういうご父兄にはどういう風に言ったらいいでしょうかね」「なになに」
  お知らせ帳(初級:年長女子だった記憶?)を拝見・・・・絶句・・・・


 講師欄;○○は毎日3回練習。○○はドレミで歌って。○○はリズム打ちをしましょう。
保護者欄:家ではこどもにいろいろ強制したくありませんので宿題は出さないで下さい。
       レッスンの中で、ちゃんと弾けるように教えてください。

  「うげげっ・・・・(絶句)」
  「センセ・・・どうしたらいい?(涙目)」
  「うーーーーんとね・・・うーーーんとね・・・・(気が遠くなりそうな人)」
  「一週間なにもしなかったら、忘れちゃいますよね。」
  「そりゃそーですね。覚えてたらびっくりだわ」
  「でも、宿題出さないで、って言われたし」
  「多分なんだけれど、このママは自分がどーやって教えたらいいか判らないんじゃ?」
  「でも、『ドレドレ』ですよ?」
  「うん。でもまずレッスン見ていただいて「教え方」も教えたらどうだろう?
   んで、そのときに生徒ちゃんに向かって『年長さんだもんね~♪出来るよね~♪』って
   毎日○回を約束してもらったらどうかな?」

 結果OKだった模様(ほっ←実は自信がなかった無責任者A 笑)
 講師はどうしても「やがて小学生になる年長児」という目線で見てしまいますが
 ママにしてみたら、赤ちゃんからスタートしてやっと年長さんなわけで・・・。
 ここらへんのギャップって大きいですよね。
 
 ママが赤ちゃん扱いで・・・といえば。そーいへば・・・(思い出し笑) 
  次の週から弟のレッスンが始まる!という日に、帰りがけ真剣な顔で
 「センセ。。。ウチの弟、すんごいママに甘やかされてるから、わがまま!なの。
  きっとね、言うこと聴かないかも。ごめんね・・」
  って言ってものすごい困った顔した「しっかり者の小学校2年女子」がいました。
  この子は、今ではお医者様です。(そーいや、ウチ理系の子多いな・・・どして?)

♪ピアノの本の何番?と聴かれた生徒のこと
 「センセ?(もじもじ)」「なにかな?」
  「あのね・・・バーナムいやなの・・」(ゴキゲンでさらってた人なのに?どっきり!)
  「どーしたのかな?あきちゃった?」「ちがうの・・・あのね・・・」
  「はいはい」「お友達がね・・・『○ちゃん ピアノの本の何番やってるの?』て」
  「うんうん」「だから、グループ○○の10番と11番と12番って」(はい正解)
  「そしたらね・・・『え~~まだ、12番なの~~。おそ~~い!』って(涙目)」
  「はぁ・・・(あれ?ひょっとして)・・ねぇお友達は何を弾いているのかな?」
  「知らない・・・『ピアノの本』っていうの。『私はもう60番で、両手だよ~』って」
  (あ!判った!バイエルだわ・・・・ありゃりゃ困ったね~)
  「えーっとね。んではこれ(新しいお人形:チャイコフスキー)を次に弾こうか」
  「え?バーナムは?」「うんとね。これだけ(全調バーナムBdur)弾いてね。」
  (新しいお人形:Bdurのワルツ なので音階も同じものでね~♪)
  「でね『今ね、ピアノの本の後ろ~の方についている曲弾いてるの』って言いなさい」

 ・・・小学生に入れ知恵しちゃった(良かったのかな~~????)
 バイエル→ブルグミュラー信仰(笑)は非常に根強いものがありまして、どうやら
 バイエル=ピアノの本 という感覚もあるらしい。で、上手な子はブルグミュラー。
 という法則(??)があるようで(困)。でも「こども社会の力関係」は難しいので
 時には「友達にも判りやすい記号」として「今の位置」を教えてあげたいです。
 なので、時々これらの曲や教本に「併用曲」として記載されている曲も渡します。
 ・・・・・ただし(ふふふ)2台のピアノ用のヤツを(アンサンブル楽しい!)
 
 男子は「アニメの曲」が弾けると人気者!の法則があるらしい・・・まぁ仕方ないです。
 そして子供の間では
 「♯や♭がいくつついているか」「何ページあるか」「和音がいっぱいあるか」
 が、難しい曲の基準らしい(なんじゃそりゃ?なんですがね 汗)
 そしてそして保護者さまの間では
 「全音ピースのABCDE判定」は絶対らしい(これがたいへん困る・・・)
 
 さてさて、これでは本当に「看板に偽りあり」になってしまうので、
少々「裏教本」らしきものについて。(すべて「音楽関係」でないものばかりです)

♪「教育は芸術である」とする「教育術」の本の著者およびその教育論追求中(現在進行形)
♪「どの子も育つ」の教育メソッド研究しました(過去)まぁ思うところいろいろ。
 (あれはやっぱり「鍵盤楽器」には向かないような・・・げふんげふん)
♪モン○ッソーリ・○もん・○田・どん○りなど「文字・数字」教育についても同じ。
 (それぞれ使いようでしょうね。課目ごとによしあしがあるような・・・げっふんふん)
♪英語キッズ指導関係の資料研究(語学指導の実際との共通点多数です)
 (『耳を作る』という共通点があるのでカリキュラムなど参考になりました)
♪CTP ・ADHITなどに反応し、「困り感」を持つ子どもへの対応指導
 (これは判る方のみ対象の情報ですね。重要課題だと思っていますが)

(こちらの記述につきましては、あくまで私見ですので、ご了承下さいませ)
なかでも、これは「番外編」かもですが
  正直「さすがプロ!」と思ったのは、某幼児教室(お受験系)の指導法。
  そして中学受験塾の指導法。
  メンタルな面も含めで指導・管理・フォロー(これは親のメンタル面まで!)
  本当に勉強させていただきました。
そしてそして、最高の勉強の場でした(これは最近だけど、どうしても言いたい!)
  バレエの先生はじめ、ミュージカル製作の現場でめぐりあった「プロ」たち。
  ♪Show must go on!(なにがあってもショーは続く←別名:とにかくなんとかしろ!)
  というきびしい世界ですが、舞台で何がおころうと「絶対なんとかしてやるから!」
  という何十ものプロの目が音響室・照明室・舞台ソデから暖かく見つめていました。
  楽屋では「やっちゃった!」生徒の衣装を、必死で縫い直している衣装さんがいました。
  ソデから、いっしょになって歌ってくれているプロ歌手がいました(Hちゃん!)
  38度の高熱をかくして舞台に立った中学生がいました(最高の演技だったよ!)
  「自分が出来ることは?」といつも考えてくれる大学生スタッフがいました(感謝!)

すべていろんな「出会い」に支えられて、そしてくもりのない子供の目で見つめられて、
蝸牛なセンセも、ここまで育てていただきました。
まぁそのご恩返しになれば・・・・と、こんな駄文を書き連ねたわけです。
ここまで読んでくださった方々、長々とお付き合いありがとうございました。

ではやっぱり最後はこの方に「締めて」いただきましょう!(笑)スポットライト用意!
「いよっ!Mちゃん(ちゃん?)かっこいいぃ~!!」
銀幕のスタア?(違っ)

  
・・・・・・・ライトカットオフ!・・・・・・・・幕・・・・・・   
 





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Last updated  2008.06.14 23:24:58
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