テーマ:演劇(549)
カテゴリ:Essay
午後から書記局にて茨高教組・執行委員会。
終了後、友人Kと待ち合わせをし、水戸芸術館 ACMに「ベニスの商人」(近藤弘幸 翻訳、桐山知也 演出)を観に行く。執行委員会が終了したのが午後6時過ぎ、開演は7時なので急ぐが、道が混んでいて焦る。なんとか開演3分前に駐車場に滑り込みギリギリセーフ。 本日が公演初日なので結構混んでいる。1階席は既に満席。2階席に案内される。開演ギリギリまで客が入り、3階席まで入って、ほぼ満席のようだった。すぐに開演し、休憩時まで暗かったので気がつかなかったのだが、ふと隣の席を見ると、同郷の長谷川裕久(ACM演出家・脚本家)が座っていた。以前、私の日記にコメントをしてくれていたのだが(10/24付日記:水戸芸術館ACM『怒濤』参照)実際に会って話をするのは本当にひさしぶりなので、判らないかと思ったが、声をかけて名乗ると判ったようで、しばし雑談。幼稚園時に学芸会で一緒にやった劇のことを言われて赤面。そんなこともあったなぁ。 「ベニスの商人」の方は、若手俳優中心のキャスティングで若々しい、しかも「キスシーンやたらと多し!」のちょっとアダルトな喜劇。ひとことでは括れない深みがある芝居に仕上がっていた。 大学の後輩であった名取哲が演ずるシャイロックが素晴らしかった。悪役であるシャイロックの内面の苦悩と、薄っぺらな悪役には収まりきれない深い人間味を感じさせる演技であった。 劇全体としては、公演初日ということもあってか、こなれていない部分もあり、ところどころ緊張感には欠けるも、シェイクスピア古典を現代劇としてアレンジして好感が持てる演出と演技。 最終日近くにもう一度観にきてみたい気もする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 6, 2005 08:01:03 PM
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