サマータイムブルース
僕が学生時代の暑い夏に聴いた「雨上がりの夜空に」は、いつになっても決して忘れません。昔、ゴモラがすきだったYMOの坂本龍一さんとのコラボで清志郎さんを知りました。衝撃的だったなぁ!上記の曲以外にも「トランジスタラジオ」とかよくぼろぼろのラジカセ(今の若い人分かるかなぁ)でカーチャンに文句いわれながら大音響で聴いていたのを思い出します。「サマータイムブルース」で当時のチェルノブイリ原発事故に触発されて「反原発」のメッセージを訴えました。「あの時」以来「原発問題」については、様々な論議があり、一筋縄では結論付けることのできない問題であると思っています。原子力発電を廃して代替としてのエネルギー供給をどうやって見出すのか。そもそも、過剰ともいえる電力の需要を抑えることは可能なのか。おそらく、声高々に「反原発」を訴える方で「実効性の伴う代替案」をお持ちの方は、皆無であると思います。ただ、危険性を包み隠した原発の安全神話プロパガンダに国民の大多数が騙されるなかで、ミュージシャンとしての枠を超えて「反原発」という方向性を示し”問題提議”をした点を高く評価しています。忌野清志郎さんは、2009年5月1日午後に容態が急変し、5月2日午前0時51分に癌性リンパ管症により死去されました。本当に心よりご冥福をお祈りします。hideさんといい、清志郎さんといい、こんな素敵なミュージシャンが次々に夭折されることは、ファンにとって「悲しすぎます」。残された我々は、彼らの”伝えたかったメッセージ”を受け止めて、日々の生活の中でそれを少しでも体現できるよう努力し続けることが、彼らにとっての唯一の”供養”であるようにも感じています。