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2012.01.03
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カテゴリ:カテゴリ未分類
2012年、避けて通れないのは
大地震発生の可能性だ。
地震予知の研究家は3つの首都圏を
襲う大地震 「房総沖地震」
「首都圏直下型地震」「東海地震」を
警告する。

「1100年ぶりの大地動乱時代に突入した」
と話すのは東海大学地震予知研究
センター長・長尾年恭氏。
2012年、再度日本は大災害に
襲われるのか?
近い将来起きる可能性の高い地震と
その危険性について解説してもらった。

「3・11」東日本大震災以降、日本列島に
おける地震活動が活発になっています。
でも、過去の経験則が当てはまらない
ので、「どこが危ない」というのは
言いづらい。
裏を返せば、どこも危ないということ。

現在の状況は、1100年前と非常に
よく似ています。
9世紀には貞観(じょうがん)地震が
起き、富士山が大噴火して その後に
東海地震が起きました。
30年くらいの間に天変地異がたくさん
起きたんです。

近い将来、首都圏はあと3回大きく
揺れますよ。
マグニチュード(M)8クラスの
房総沖地震、M7クラスの
首都圏直下型地震、M8といわれている
東海地震。
東海地震はM9クラスかもしれない。
この3つが将来確実に起きます。

これは「人は死にますか?」と
聞いているのと同じこと。
3つの地震のうちどれが先に起きるかは
「ここにいる3人のうち誰が
最初に死ぬのか」というのと同じだから
わからない。
誰がいつ事故に遭うか 病気になるか。
でも 3人とも確実に死ぬでしょ。

1100年前と異なり 今回は たまたま
東北の地震が先でしたけど 次の
東海地震の後には 富士山が噴火する
可能性が高いでしょう。

そうなったら、影響は東海地震より
はるかに深刻です。
前回1707年の宝永大噴火のときは
東京に火山灰が5~10cm積もりました。

10cmの火山灰というのは雪が1m
積もるのと同じ重さ。
噴火が1ヵ月続くと火山灰で
ハードディスクもダメになるし
航空機の発着もほぼ不可能。
新幹線も止まります。

さらに、日本ではこれまで破局的噴火が
7000年から1万年に一度起きています。

阿蘇山のカルデラが できたときは
九州全体が全滅、動植物が
死に絶えました。

鹿児島湾をつくった姶良(あいら)
カルデラができたときは
南九州が全滅。
前回の破局的噴火はちょうど
700年前だから そのうち再び
大惨事が起きる危険性もある。

現在、最も危惧(きぐ)されて
いるのが東海、東南海、南海の3連動。
東海地震だけでなく、東南海地震や
南海地震も同時に起こる。
あるいは、1日とか2日以内に連続して
発生するといった可能性ですね。

そして、もっと問題なのは 次の
東海地震が非常に大きいと予測されて
いること。
前回の超巨大地震は2000年前。
御前崎(おまえざき)や喜界島
(きかいじま)、高知などで巨大津波の
痕跡(こんせき)が出ています。
04年のスマトラ島沖地震と同じで
M9クラス。
こういうことが再び起きるかもしれない。

今まさに「大地動乱の時代」が
やってきているわけですが 大事なのは
生き残ること。
そのためには、新しい家、頑丈な家に
住んでください。
2階建てのアパートなら2階に住むとか
できる限り築年数の新しいところ。
それと、もし今津波が来たらどこに
逃げられるのかといったことを
一度じっくりと考えてみてください。
一般市民にできる対策は それくらい
しかないですね。

●長尾年恭
(東海大学地震予知研究センター長)
東海大学教授。専門は固体地球物理学
地震予知、地球熱学。
日本地震学会、火山学会、地球電磁気・
惑星圏学会などに所属。
著書に『地震予知研究の新展開』
(近未来社)分担執筆に
『地震予知の科学』
(東京大学出版会)など

(週プレNEWS)





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Last updated  2012.01.03 23:20:57



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