わたしのブログ

一番嬉しかったプレゼントは保育園に通っていたときにもらったリカちゃん人形の大きな家！

でも人生でこれは忘れられないだろうなってのはこれ～。

あれは４年前の冬。
一年間一人旅をしていた時だ。
一人旅と言うこともあってクリスマスやお正月などの行事もおざなりになっていた。
というよりも全く何も気にしていなかった。
ただ毎日、次はどこに行こう、バスか電車どっちが良いだろう。
と、旅の行程しか考えていなかった。

そして気付くとクリスマス。
しかも中国のチベットの首都であるラサで。

うわ～クリスマスとは程遠い地ではないか。
チベット人はもちろんクリスマスは祝わない。
町はクリスマスっぽい装飾などほとんど見受けられない。
ただ旅人が立ち寄るだろうレストランやホテルではクリスマスディナーを行っているところがある程度。
値段を見てみると、日本円に換算すると１５００円以上。。。。

無理だ。貧乏旅をする私にとってこの値段はかなり高級なのだ。
ということで高山病で熱があり頭ががんがんする中、ホテル、いや安宿に帰っていった。

宿に着くと他の旅行者たちが今からクリスマスパーティーをするので参加しないか？と誘ってくれた。
しんどいし寝ようと思っていた私だが、ここは参加すべし。と奮い立ち参加。

日本人やイギリス人、他の国の人たちが集まっていた。
皆が持ち寄ったスイーツ、ケーキ、酒、ローストチキンなどでパーティーが始まった。
ギターを弾いて皆で歌ったりして、「うわ～これめちゃ青春の一こまっぽいわ～」なんて心の中で一人つぶやいたりなんかして楽しんでいた。

ケーキはめちゃくちゃ小さかったので皆で一口ずつ食べた。
ローストチキンはというと。。。。

え！？？？これ干からびてる？？？と皆が口ぐちに言いだした。
確かにあのローストチキン、かなり干からびたみたいに小さい。
いや、あれは小さいという言葉よりも薄いと言った方が合う感じだ。

アメリカにいた時のローストチキンは大きくていかにもおいしそう！って感じのローストチキンだった。
日本にいたときは可もなく不可もなくというものだった。だが味はいける。
だたラサのローストチキンは。。。『干からびてる』！！！

逆にこんなローストチキンをどうやって作ったんだ！？？？と皆で笑いながら分け合って食べた。
味は。。。おいしいとは言えない。
だがまずくもない。

干からびたローストチキンも私たちのクリスマスパーティーをある意味盛り上げてくれる要素になったことに感謝。

高山病になりながらも参加したクリスマスパーティー。
参加して良かった。
楽しかった～と想いながらその日は床についたのを覚えている。
しんどかったにも関わらずパーティーに参加し、お酒を飲んだので次の日はもちろんベッドの上にずっといた。

何はともあれ何だかあのクリスマスは私の忘れられない旅の一こまになった。


と、小説のように書いてみました

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