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2008.10.14
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カテゴリ:武道・武術の話
先日、少林寺拳法仲間と練習していて1つ気づいたこと。

ココから先はマニアックな内容です(^_^;)



相手に好きなタイミングで差し込みながらの回し蹴り攻撃をしてもらい、その「起こり」をとらえて正中線に意識を飛ばして動きを止めるというのを中段返しの法形で練習してみました。



実験1.相手の「起こり」をとらえやすいようにするため、相手を視野に入れているだけでよそ見しながらやってみる。(よそ見しながら周辺視野で相手を見るとビビらないので動き出しがわかりやすい)

結果、相手の動きはあまり止まらずに間合いに入られてしまう。



実験2.相手の方を見ながら、ある程度プレッシャーをかけつつやってみる。

結果、明らかに相手の動きが先ほどよりも止まって間合いに入れなくなる。



実験3.さらに相手の前に壁をイメージし、自分に近づくための障害物をイメージして同じことをする。

結果、さらに相手の動きが止まりやすくする。



さらにこちらが後ろを向いて立ち、相手が後ろから攻撃しようとするのを察知して振り返るという練習をしました。

これも何も意識しないでやるのと、自分の後ろに壁を意識してやると相手は攻撃しにくくなることがわかりました。

要するに目玉で見るということでなくて、相手を意識すれば、相手と自分の空間を意識すれば、相手は自分の間合いに侵入しにくいのです。



仮説:相手と自分の間の見えない空間を、自分のものにすることがかなり重要。というより、達人は無意識にこれができているのではないだろうか?

現に、通背拳の達人である常松先生の前に立ったら、射抜かれるような圧迫感があり、起こりが見えない。

通常は1.照準を定めてから、2.打つ という2動作が必要なわけですが、達人は相手の前に立った瞬間にもう既に射抜いているので「起こり」がないのではないだろうか???

要するに、前もって当たっているから避けれないわけです。


もっと簡単に表現すると「準備がバッチリできているからいくらでも対処可能」ということでしょうか。

さらに研究の余地あり。



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Last updated  2008.10.14 15:20:37
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