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2006年06月25日
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カテゴリ:食育
栄養士会として宮城県食育推進会議に参加しています。
このたびは第2回目の会議で1回目の討議を受けて県の担当者が作成した「宮城県食育推進計画骨子」(案)の説明と意見具申でした。

示された県の骨子(案)必要事項ははもれなく網羅、でも何をするの?といえばよく分からない、いわゆる「総花的」なもの。
魅力的じゃない。
優等生の模範解答だよね。

なのでそれぞれメンバーが思ったことを進言しました。

ライフステージの区分けのしかた、実行場面の区分けのしかた、スローガンを魅力的になどなど。

これらの意見を受けてどのような計画が提示されるのか、楽しみです。

ところで、食育々と世間では言いたてているけれど、そもそも食育とはなになのか。
食育基本法によれば
「さまざまな経験を通じて。「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健康な食生活を実践することができる人間を育てること」
と規定されています。

だから必ずしも子どもとや幼児だけが対象ではないのです。でも切り口としては幼児・学童期のこども達をターゲットにし、その周辺の大人を有機的に連携させていけばすべての人を網羅することが出来ると思うのです。

以前からの持論なのですが、子どもの食がすべての人間に食意識の基本だから子育て中の親は当たり前の夕食の時間には家庭に戻れる社会の構築が絶対必要と考えます。

残業が、つきあいが、接待が、交替作業が、と理由はいろいろあるでしょうがすべてなげうって人を作る大切な期間は家庭戻れる職場改善が必須だとおもうんです。

それすらも容認されない職場や組織って、自然に反している。余裕がなさ過ぎると思いませんか?

食に限らず余裕のない職場からはよい仕事は生まれないはず。
この余裕を無くしてしまった日本社会のきしみがいろいろな事件や社会不安を引き起こしているように思えてなりません。

母親も、父親も夕食を子どもと一緒に食べることが出来る。こんな根源的な、簡単なことすら実行不可能な社会の仕組みはやっぱりおかしい。

食育ってこういう社会構造を改革するためのムーブメントの柱のならなくてはいけないんじゃないのかしら。

小手先の農家訪問や学校菜園で野菜を作ったからといってどれほどの効果が期待出来るのでしょうか。
かつて我が家で稲をバケツで作らせたところこどもの言ったことは「お母さん、米って簡単にできるんだね」
お遊びで作ればそれは簡単にできちゃう。でも農家の苦労を教えることは生やさしい事ではない。理科も社会も(今は総合学習というそうだけど)家庭科も算数もすべての教科を総動員しなければ教えることはできない。

今の学校教育でそれが出来るだろうか?教師にそれだけの力があるんだろうか。

社会も親も学校もすべての機関が人間として当たり前の生活って何だろうと考え、1ッ歩でも半歩でも前に歩を進めなければ。

その一歩が家族そろっての夕ご飯なのではないだろうか。





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最終更新日  2006年06月26日 00時45分05秒


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