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昨日からの続きです。
今回のロールプレーはモデルの人物象を6例作りました。それぞれのモデルを役員が手分けして2例ずつ受け持ち都合4回のセッションをしました。 セッションをおわると演者が控室に戻ってきてそれぞれの受けた指導の内容をはなし会うのですがみんな一様に「なんだかすっきりしないねえ~」「聞いてもらいたいところにふれてくれないね」と言い合っていました。 同じモデルにあたった人同士でも指導の内容がこんなにも違うものか、とびっくりしました。 指導にあたった各グループの締めくくりの発表ではそれぞれ達成度を70%とか90%とか自己判定していましたが、指導された側では・・・50%もいってないのでは?という声も。 今回は指導される側も仲間の栄養士、ということもあり演じている間にもそれとなく助け舟を出してしまったりということが多々あったようで、それでもなお演者側と指導者側には達成度に大きな開きが生じていたようです。 指導者になった栄養士が慣れない人だとなんだか気の毒になってしまってヒントを出してしまったり、良く知った仲間だとかえってやりにくかったりとかの事情もありますけどね。 今回の実践研修を受けてみて 指導のポイントは ★保健指導であって栄養指導ではない。 (食の指導ではなく生活習慣の指導だから運動も視野に入れなければならない) 栄養士はどうしても「動くこと」に目が向かない。でも受ける側の意識では食べるものより「運動(水泳とか散歩とか縄跳びとか・・・イベント的なもの)」に向きがちなことに留意する必要がある ★生活のなかでの問題点を的確に瞬時につかむ 検診データと質問票からその方の生活の背景の問題点を瞬時につかむ技術が要求されるようです。もたもた考えている時間はない。相手方はそのセッションでなにか具体的な行動のプランの提示を求めているので実行可能なアイデアを提示することができるか。 これは瑣末的なことではなく、生活全体での改善点を見つけて理解してもらい、「ここんとこからやってみませんか」という手の届く範囲の行動目標を提示することがたいせつなんですね。きっと。 最小でも「次回のセッションの予約を取る、半年にわたるプログラムをやってみたいと思わせることができるか」がポイントなのかな。ゆるゆるとやってみましょうね。という威圧感のない語りかけで。 難しいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月28日 10時08分47秒
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