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桐まみれの日々 by さきさん

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2006年10月02日
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カテゴリ:ひとりごと
 晃子が試験勉強してるって言うのに、ちょい悪母は、そこへ行って日曜洋画劇場を観る。

 インビジブル。透明人間を作る実験をしていて、博士自信が実験台になり、もとに戻らなくなるという話。透明人間の画とか結構グロテスク。でも、この映画が伝えようとしているのは、そんな浅いものじゃない。目に見えない、人間の心のグロテスクだと思う。

 そもそも、問題の発端はこの実験を秘密に進めていたということ。軍上層部には内緒にしていたので、問題が起こってから口を開くことが難しくなった。透明になってしまった博士をもとに戻そうとする中で、元々博士の彼女だった女史が、博士の下で動いていた人とデキテしまった。これも問題。そして、博士自ら志願して実験台になったにも拘らず、元に戻れないストレスから、博士は被害者意識の塊と成り果て、透明であることを利用し、悪さを働き出し、最後には殺人までも犯して仕舞う。

 この話の最も訴えようとするところは、人間の心のグロテスクだ。人を疑い、妬み、憎む。そう言った心の動きを、形のグロテスクと重ね合わせながら、くっきりと描いている。
 透明になった博士は、モルモットと成り果て、研究を進める意欲を失くしてしまっている。透明であろうとなかろうと、動けない体でなく、思考出来ない頭脳ではないので、研究意欲さえあれば研究は出来るのに、自分の下にいた人を当てにし、その力量が足りないだのどうだのと、言い出す始末だ。

 ラボの仲間は、透明になってしまった博士の心情を汲むことなく、冷淡に接する。ただ一人、監視役をしていた人にだけは、博士は透明になった心情を吐露するが、博士の思考回路が狂ってしまった時点で博士に殺されてしまう。

 人の人間性というものは、きっと、とことん追い詰められた時、暴露されるものだろう。余裕が有る時は誰だって良い顔が出来るものなのだ。余裕がなくなってしまったとき、どれだけどっしりと構えていられるか。果てさて、如何なものでしょうか。幾ら偏差値が高くっても、あの博士みたいになったんじゃぁ、ねぇ。あんな風だから、彼女にも捨てられても仕方ないよな、と思ってしまった。





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最終更新日  2006年10月02日 11時30分33秒
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