桐まみれの日々　by　さきさん

　今日は、向島のプロパンガス屋さんに常駐する実家の母のお姉さん、早い話伯母さんに会うため、ナビの付いたエスティマで義母と一緒に出掛けてきました。

　R486を三郎から西へ走り、R184で尾道まで南下。R2を少し東へ走り、尾道大橋を向島へ。向島のハピータウンのすぐ近くの伯母のお店へ40分ほどで辿り付きました。

　すぐ近くまで行った時、対向車に、プロパンボンベを積んだ軽トラを見つけた義母は｢従兄さんじゃなかった？｣と抜け目無い洞察力。さすがです。

　でも、お店で伯母に尋ねると、まだ、この界隈には達してないはずとのこと。伯母は、私達のために、すぐ向かいのお得意さんである喫茶店から、コーヒーとサンドイッチをとってくれました。これがまた美味しくて！

　20分ほど話していると従兄のひろ君が戻ってきて、何年か振りかの再会に涙、涙の抱擁なんて有り得ませんが、やっぱり幾つになってもいとこって良いものです。

　彼は、生まれて間もなく高熱を出し、小児麻痺を患いました。身体障害があり、生涯の伴侶にとうとう巡り会えていませんが、明るく、前向きに生きています。

　子供の頃、盆正月に母の実家に集まると、彼と私は決まっておじいちゃんから叱られるようなことばかりやらかしていました。どちらから誘うとも無く、例えば、そろばんをひっくり返してスケートをしたり、反物の入れてある戸棚から反物を全部出してその中に入ってみたり。反りが合う二人だったのでしょうね。

　伯母とひろ君に別れを告げ、伯母のくれたチケットで尾道大橋を渡り、うっかり、山陽道に紛れ込まぬよう、細心の注意を払いつつR2バイパスを東へ走り、なんとか本庄のエブリィ本店に着きました。義母は併設のひまわりでも買い物が出来て良かったと、喜んでいました。

　府中へは郷分土手を北上。福戸橋の東側の袂を再び土手へ上がり、息子の母校である戸手高校のグランドをチラ見すると、練習試合か公式試合か、鮮やかな青色のユニフォームのチームがベンチに構えていました。息子が卒業して、早くも、もう一年です。

　再びR486に乗り府中へ。府川のクリーニング屋さんへ防寒着各種をお願いして、さて、帰ろうと車を出すと、目の前を父さんの乗った軽トラが！11時からの歯医者を済ませ、傷んだ身体を治療院でメンテナンスしてもらって、丁度帰るところだったようです。偶然とは言え、びっくりでした。

　お昼ご飯を食べて義母の愛して止まない山菜採りへ。獲物は｢土筆｣。ちゃんとあちこちに猟場があるのです。今日行ったのは、R486を少し西へ走った国道のすぐ脇の荒地。所有者はどなたか存じませんが、義母のテリトリーらしく、わき目も振らずに採りまくりました。

　今夜は美味しい土筆の卵とじが頂ける事と、楽しみに仕事に励んでいます。