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おじゃたん家[ojatan-chi]

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2006年06月16日
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非常にわかりにくい場所にある、旨い蕎麦屋さん(もちろん日本酒も)があるので行きませんかと、Tさんからのお誘いで、今宵やって来たのは、神田。


神田といえば、それこそ「まつや」だとか「藪」だとか、有名処の蕎麦屋さんが点在し、「本の街、神田」というよりも「蕎麦の街、神田」としても有名である。


そんな神田の、しかも非常にわかりにくい場所にありながら、いつも繁盛しているという蕎麦屋だというのだから、期待が大きく膨らまないわけがない。


さらに言えば、実際に食事の席を共にするのは今回が初めてのTさんだが、これまでのお話の内容やBLOGから拝察する限り、いい意味で食にも酒にもこだわりがあり、優秀なベロメーターの持ち主と思われる。そんなTさんご推薦のお店とあれば、期待もさらに倍!


わかりにくいといっても普通に車の通る道を歩いていくと・・・ビルとビルの間に
入口.JPG
ストンと入口が現れた。


外には「蕎麦屋」とか大々的に書かれていない。普通の表札に「眠庵」と書かれているだけ。

わからない。これじゃぁわからない。待ち合わせしてもらって正解だった。



奥に進むと、ちょっと昭和を思わせるような佇まいの一軒家。
店内はテーブルとカウンター計14席程の小さなお店。



すでにお客さんでテーブルは埋まっていて、うちらはカウンター席に。


カウンターは好きだ。調理場の様子がよく見えるから。


でも、ここのカウンターの椅子。ojaにはちぃーと高い。
座るのに、プチ木登り気分を味わうといった感じだが、それはそれで楽しい。他のお客がいなけりゃここで、一度、あえて落っこちてみるなんてこともしてみたい。



そんな余談は置いといて、本日の献立。
(写真が暗くてブレて見づらくてごめんなさい)


お通しのおから.JPG
お通し
本日は「おから」さんです。ほどよくしっとりしていて、豆の皮感触が残っている。
あらびきおからって感じがいい。


とうふ.JPG
豆腐
必要以上の甘さがなく、豆本来の香りと味わいが楽しめる。塩もだしてくださったが、このまま食べるのが一番旨かった。


大根煮.JPG
大根煮
色だけみると濃い~感じをうけるが、根本の鰻同様、色から想像する味の濃さはない。
濃厚なのは出汁の味。ジュワ~っと出汁の風味と旨味がにじみ出てくる。



豚肉と大根のバーボン煮.JPG
大根と豚肉のバーボン煮
バーボン煮というだけあってバーボンの香りがプ~ンとはしません。
こちらも見た目の濃いさはなく、しかも脂っこさもなし。豚肉に箸がスッと通る、よく煮込まれた手の込んだ一品。


肝心のお酒のほうは・・・
酒メニュー.JPG
が今日頂いたお酒。順番にいうと・・・
1. 杉錦 生もと純米中取り原酒
2. 萩錦 登呂の里 特別純米
3. 喜久酔 特別本醸造
4. 君盃 特別本醸造 木枯の森

どれも美味しかったし、楽しかった。
そのまま飲んだ時よりも、大根煮などを食べてすぐ飲む!!(Tさん談)をした時の味わいが、旨味倍増なお酒もあり、豆腐で飲む、豚で飲む、まんま飲む、と何気に楽しんでいた。

その中でojaが飲み進んだ(=気に入ったらしい)順は、2>3>4>1
その日の体調や気温も影響すると思うので、いつもそうだとはいえないと思うので参考までに。
6/16(金)天気:くもり 湿度:高め
体調:92%(残り8%は寄る年波なので解決しようがない)



そして締めは、二種もりそば
栃木産.JPG
栃木産

福井産.JPG
福井産

栃木産は益子の農家さんが栽培しているもの。厳選した常陸秋蕎麦を益子で栽培したもの。
福井産も農家さん栽培で、福井県在来種(オオマチとか言っていた気が・・・すみません。忘れてしまいましたm(__)m)

味わいは・・違いますよ~。
栃木産の方が豆っぽいコクというか、風味がするんです。蕎麦だけど豆っぽい。
福井産は栃木より、青年さがある。若いというのではなく、青年さ。

そば粉は時季によって、入ってくる産地を違えているそうだが、北海道だけでも地域が変わるという。青匂いという風味も、よもぎの風味や畳の香り、蒸れた草の匂いから様々。

新しい粉が入った都度、食べに行ってみたいと思わせる蕎麦。

しかも細いが、角が立ち、水切れもよく、実に旨い。



神田に行く度に立ち寄りたいと思う蕎麦屋さんだ。問題は店の場所を忘れて通り過ぎないこと。










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最終更新日  2006年06月18日 23時39分07秒
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